保有
「権利を保有する」などのように使う「保有」という言葉。
「保有」は、音読みで「ほゆう」と読みます。
「保有」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「保有」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
保有の意味
「保有」には次の意味があります。
・ 自分のものとして持っていること。(出典:デジタル大辞泉)
「持つ」「保持する」という意味です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・君は個人が保有する能力の中でも、ひどく特異な能力を持ってしまった。
(出典:奈須きのこ『月姫 琥珀』)
・友人に貸して事故を起こされても保有者が責任を逃れることはできない。
(出典:結城昌治『死者と栄光への挽歌』)
・かなり大量のポイントを保有していたベテランに違いない。
(出典:川原礫『アクセル・ワールド 第10巻 -Elements』)
・刑事や機動隊員を、質量ともにもっとも保有しているのが警視庁なのだ。
(出典:田中芳樹『薬師寺涼子の怪奇事件簿2 摩天楼』)
・兎の目を保有していた彼女は、猟夫の職業の性質を知っていた。
(出典:太宰治『女人訓戒』)
類語
・有する(ゆうする)
意味:持っている。(出典:デジタル大辞泉)
・保持(ほじ)
意味:もち続けること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・所持(しょじ)
意味:身につけて持っていること。(出典:デジタル大辞泉)
・備える(そなえる)
意味:生まれたときから自分のものとしてもっている。(出典:デジタル大辞泉)
・キープ
意味:保持すること。(出典:デジタル大辞泉)