侵入
「家に侵入する」などのように使う「侵入」という言葉。
「侵入」は、音読みで「しんにゅう」と読みます。
「侵入」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「侵入」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
侵入の意味
「侵入」には次の意味があります。
・他の領分に、不法に押し入ること。無理にはいりこむこと。（出典：精選版 日本国語大辞典）
わかりやすく言うと、「勝手に中に入ること」という意味です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・何人かの害虫がこの家に侵入する方法を覚えてしまった時期があったわ。
（出典：ヴィンジ『最果ての銀河船団(上)』）
・そこで彼は、こんどは新しい土地へ侵入しにロンドンへやってきました。
（出典：ストーカー／平井呈一訳『吸血鬼ドラキュラ』）
・スイスのほうからまた侵入があるのではないかという不安があったのです。
（出典：スタンダール／大久保和郎訳『パルムの僧院(上)』）
・いずれにしても知らない者らが庭に侵入してきたことは明らかだった。
（出典：スタンダール／大久保和郎訳『パルムの僧院(上)』）
・そのために、余は空気の如く彼の寝室に侵入することができたのである。
（出典：坂口安吾『風博士』）
類語
・進出（しんしゅつ）
意味：勢力拡張・新分野開拓のために乗り出すこと。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・攻略（こうりゃく）
意味：攻撃して奪い取ること。攻め落とすこと。（出典：デジタル大辞泉）
・征服（せいふく）
意味：武力で敵を負かし、支配下におくこと。（出典：デジタル大辞泉）
・占領（せんりょう）
意味：他国の領土を武力によって自国の支配下に置くこと。（出典：デジタル大辞泉）
・突撃（とつげき）
意味：はげしく突き進んで攻撃を加えること。（出典：精選版 日本国語大辞典）
