余力
「次の戦いに向けて余力を蓄える」などのように使う「余力」という言葉。
「余力」は、音読みで「よりょく」と読みます。
「余力」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「余力」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
余力の意味
「余力」には次の意味があります。
・ある仕事をしてなお余っている力。(出典:デジタル大辞泉)
「余力」という言葉をわかりやすく言うと、「余裕・ゆとり」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・果して敵は再度の戦いを展開するだけの余力は残っていなかったらしい。
(出典:光瀬龍『寛永無明剣』)
・しかし次男を東京へ修業に出すほどの余力があったかどうか知りません。
(出典:夏目漱石『こころ』)
・わが軍にもうそれだけの余力や人手が残っているかどうか、疑問である。
(出典:眉村卓『不定期エスパー6』)
・しかし、二人ともまったくの無傷だったし、かなりの余力を残していた。
(出典:茅田砂胡『デルフィニア戦記 第1巻 「放浪の戦士」』)
・でも、それで取ったのでは、攻撃に行く余力も何も残ってないんです。
(出典:後藤健生『ワールドカップの世紀』)
類語
・ゆとり
意味:物事に余裕があり窮屈でないこと。(出典:)
・余裕(よゆう)
意味:必要分以上に余りがあること。また、限度いっぱいまでには余りがあること。(出典:デジタル大辞泉)
・余地(よち)
意味:物事をさらに行いうるゆとり。(出典:デジタル大辞泉)
・期待値(きたいち)
意味:物事に対する期待の度合い。(出典:デジタル大辞泉)
・伸び代(のびしろ)
意味:能力を出し切ってはいず、まだ成長する余地があること。(出典:デジタル大辞泉)