体面
「体面を繕う」などのように使う「体面」という言葉。
「体面」は、音読みで「たいめん」と読みます。
「体面」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「体面」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
体面の意味
「体面」には次の意味があります。
・世間に対する体裁。(出典:精選版 日本国語大辞典)
外から見た自身の評判や名誉などのことです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それが夫にとっても妻にとっても、体面的に最も無難な選択なのである。
(出典:梅田みか『愛人の掟3』)
・私の前だからってそんな風に体面を取り繕うことはまったくなかろうに。
(出典:西尾維新『物語シリーズ 14 暦物語』)
・これら二つの社会的義務は古めかしい体面のために果していたのである。
(出典:ジョイス/飯島淳秀訳『ダブリン人』)
・警察の体面で言ってるだけで、本当は圭一くんの味方なんじゃないかな。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 7 皆殺し編』)
・信用や体面を重んずる会社ならば、それだけで解雇の対象になるだろう。
(出典:森村誠一『日本アルプス殺人事件』)
類語
・体裁(ていさい)
意味:世間の人の目にうつる自分のかっこう。(出典:デジタル大辞泉)
・世間体(せけんてい)
意味: 世間の人々に対する体面やみえ。(出典:デジタル大辞泉)
・外聞(がいぶん)
意味: 世間に対する体裁。(出典:デジタル大辞泉)
・面子(めんつ)
意味:体面。面目。(出典:デジタル大辞泉)
・沽券(こけん)
意味:人の値うち。体面。品位。(出典:デジタル大辞泉)