体幹
「体幹を鍛える。」などのように使う「体幹」という言葉。
「体幹」は、音読みで「たいかん」と読みます。
「体幹」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「体幹」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
体幹の意味
「体幹」には次の意味があります。
・体の主要部分。胴体のこと。また、その部分にある筋肉。(出典:デジタル大辞泉)
脊椎動物の体を分けたときに、体肢以外の部分を体幹と言います。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・服の破れ具合から見て、おそらく体幹部や四肢に、多数の損傷があることだろう。
(出典:椹野道流『鬼籍通覧6 亡羊の嘆』)
・犯人との格闘によってできるあざや擦り傷が腕や脚、体幹部にも多数あるのが普通だ。
(出典:朔立木『死亡推定時刻』)
・まるでプロレスラーのようにごつごつと筋肉の盛り上がった四肢と体幹。
(出典:川原礫『アクセル・ワールド 第1巻 黒雪姫の帰還』)
・頭という「場」の特性から、このルールは体幹と異なる具体的な形で、頭部に表現される、というのが私の解釈である。
(出典:養老孟司『ヒトの見方』)
・だが今回のケースでは、腹部で体幹が轢断されているせいで、腹腔内が露出している。
(出典:椹野道流『鬼籍通覧1 暁天の星』)
類語
・脊椎(せきつい)
意味:椎骨または脊椎骨とも。脊柱を構成する一つ一つの骨。(出典:百科事典マイペディア)
・脊柱(せきちゅう)
意味:頭蓋の後方に続き,体幹の構造上の中心をなす部分。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
・胴体(どうたい)
意味:胴の部分。胴。また、船や飛行機の主体の部分。(出典:デジタル大辞泉)
・躯幹(くかん)
意味:からだ。また、頭と手足を除いた胴体部分。(出典:デジタル大辞泉)
・基盤(きばん)
意味:物事を成立させるための基礎となるもの。土台。(出典:デジタル大辞泉)