会得
「技術を会得する」などのように使う「会得」という言葉。
「会得」は、音読みで「えとく」と読みます。
「会得」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「会得」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
会得の意味
「会得」には次の意味があります。
・物事の意味を十分理解して自分のものとすること。(出典:デジタル大辞泉)
「会得」をわかりやすく言うと「物事の本質を理解し、自分の力でそれをできるようになること」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それでもみんなが主人に属するものだ、ということはたちまち会得した。
(出典:ロンドン/山本政喜訳『白い牙』)
・その小型艇の操作を会得するには二、三の質問をするだけで充分だった。
(出典:バローズ『火星シリーズ11 火星の巨人ジョーグ』)
・腹話術では、人形との小さい会話を多くする程、受けることを会得した。
(出典:古川緑波『古川ロッパ昭和日記』)
・絵の心というようなものを、会得することができたように思います。
(出典:田辺聖子『新源氏物語』)
・これはデフォー自身の商人としての体験からも自然会得した方法であった。
(出典:デフォー/佐山栄太郎訳『ロビンソン・クルーソー』)
類語
・習得(しゅうとく)
意味:学問・技芸などを、習って覚えること。(出典:デジタル大辞泉)
・修得(しゅうとく)
意味: 学問、技術などをならいおぼえて身につけること。(出典:デジタル大辞泉)
・理解(りかい)
意味: 物事の道理や筋道が正しくわかること。(出典:デジタル大辞泉)
・了解(りょうかい)
意味:物事の内容や事情を理解して承認すること。(出典:デジタル大辞泉)
・マスター
意味:物事に熟達すること。(出典:デジタル大辞泉)