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伏線とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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伏線

「伏線をはる」などのように使う「伏線」という言葉。

「伏線」は、音読みで「ふくせん」と読みます。

「伏線」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「伏線」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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伏線の意味

「伏線」には次の二つの意味があります。

1 小説・戯曲などで、のちの展開に必要な事柄をそれとなく呈示しておくこと。また、その事柄。 
2 のちの物事の準備として、前もってひそかに設けておくこと。また、その事柄。(出典:大辞林 第三版)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

伏線の意味①「小説・戯曲などで、のちの展開に必要な事柄をそれとなく呈示しておくこと。また、その事柄。」

「伏線」の一つ目の意味は「小説・戯曲などで、のちの展開に必要な事柄をそれとなく呈示しておくこと。また、その事柄。」です。

「伏線」をわかりやすく言えば「後のストーリー展開のために、あらかじめほのめかしておくこと」という意になります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・ゲームが、その最もゲーム的なシーンを作り出すためには伏線が必要だ。
(出典:山際淳司『スローカーブを、もう一球』)

・かなりの設定と伏線の数なんだから、もうちょっと広げたらよかったかな〜。
(出典:むぅ『「花火」 ~いつか果たされる約束~』)

・兄はどうもその手の伏線を放置しがちですけれど、僕はそうじゃない。
(出典:西尾維新『ネコソギラジカル(中) 赤き制裁vs.橙なる種』)

・探偵小説という奴が、伏線の文学であることぐらいは、おれだって知っている。
(出典:横溝正史『金田一耕助ファイル07 夜歩く』)

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類語

フラグふらぐ
意味:映画や小説などで、後の展開を予想させる出来事や登場人物の行動。伏線。(出典:デジタル大辞泉)

前振りまえふり
意味:本題に入るきっかけとしての話。前置き。(出典:デジタル大辞泉)

伏線の意味②「のちの物事の準備として、前もってひそかに設けておくこと。また、その事柄。」

「伏線」の二つ目の意味は「のちの物事の準備として、前もってひそかに設けておくこと。また、その事柄。」です。

こちらの意味は、小説などのストーリーに限らず、広く一般の将来に向けての事前準備のことを言います。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・だが実はこの問題の解決の伏線を、すでに吾々は用意しておいたのである。
(出典:戸坂潤『現代哲学講話』)

・最初に不機嫌な声を出したのは、その質問のための伏線だったのだろう。
(出典:樋口有介『八月の舟』)

・その経験が伏線となってこの全世界注目の海戦に勝利することになるのだ。
(出典:山下洋輔『ドバラダ門』)

・第一、お前と野球ごっこをすることが、未来のどんな伏線になるってんだ。
(出典:谷川流『11 涼宮ハルヒの驚愕(後)』)

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類語

布石ふせき
意味:将来のために配置しておく備え。(出典:デジタル大辞泉)

備え(そなえ)
意味:ある事態が起こった場合などに対する準備・用意。(出典:デジタル大辞泉)

秘策(ひさく)
意味:ひそかな策略。最も効果的な秘密のはかりごと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

準備(じゅんび)
意味:)物事をする前に、あらかじめ必要なものをそろえたり態勢を整えたりして用意をすること。(出典:デジタル大辞泉)

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