代金
「代金を支払う」などのように使う「代金」という言葉。
「代金」は、音読みで「だいきん」と読みます。
「代金」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「代金」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
代金の意味
「代金」には次の意味があります。
・品物または労力の対価として、買主が売主や労力の提供者に支払う金銭。代価。代銭。あたい。しろ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
対価として代わりに渡す金銭などを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・帯どめを買ってもらった礼をいい、それにしても代金が多すぎるという。
(出典:平岩弓枝『御宿かわせみ 4 山茶花(さざんか)は見た』)
・ジュリオと脚に負傷した一人の兵士を彼のロバに乗せてゆく代金である。
(出典:スタンダール/宗左近訳『カストロの尼』)
・門の外に出ると弟の乗ってきたタクシーの代金を姉が代わりに払っている。
(出典:長嶋有『タンノイのエジンバラ』)
・きちんと代金を支払わせるから農民も反抗するようなことはしなかった。
(出典:パール・バック/大久保康雄訳『大地(2部)』)
・田舎の貴族が代金惜しさに、ごねようとしているとでも思ったのだろう。
(出典:水野良『魔法戦士リウイ 第00巻』)
類語
・賃(ちん)
意味:人または物を使用して支払う金銭。使用料。また、働いて得る報酬。賃銀。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・代(だい)
意味:特定の労力や商品などに相当する分の金銭もしくはそれに準ずるもの。代金。あたい。ねだん。しろ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・料(りょう)
意味:何かの代償とするための金品。費用。代金。料金。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・対価(たいか)
意味:財産・労力などを他人に与えまたは利用させた場合に、その報酬として受け取る財産上の利益。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・料金(りょうきん)
意味:他から利益を受けたり、営造物・施設・設備などを利用あるいは使用したり、手数をかけたりしたことに対して支払う金銭。また、運輸機関で運賃とは別に支払われる、グリーン車、特急列車、寝台などの使用代金をいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)