互助
「互助の関係」などのように使う「互助」という言葉。
「互助」は、音読みで「ごじょ」と読みます。
「互助」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「互助」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
互助の意味
「互助」には次の意味があります。
・互いに助け合うこと。（出典：精選版 日本国語大辞典）
お互いに持ちつ持たれつの関係にあることを指します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ギルドを消滅させてから、改めてもっと平和的な互助組織を作りますよ。
（出典：九里史生『SAO-Web-外伝2 Four Days』）
・天草渡りが多い互助会員たちは、胸のうちを、と思うばかりで言葉が出ない。
（出典：石牟礼道子『苦海浄土』）
・この業界では珍しくもない、互助システムというか、付き合いだった。
（出典：奥田英朗『最悪』）
・彼らは対教師、あるいは対大学当局という点で連帯意識を持っているせいか、互助精神を発揮して、お互いに見て見ぬふりをするからだ。
（出典：藤原正彦『若き数学者のアメリカ』）
・スタッドさんには申しわけないが、ワインと牛肉は教会互助会から空輸させています。
（出典：樋口有介『楽園』）
類語
・相互扶助（そうごふじょ）
意味：互いに助け合うこと。互助。（出典：デジタル大辞泉）
・共助（きょうじょ）
意味：互いに助け合うこと。互助。（出典：デジタル大辞泉）
・ギブアンドテイク
意味：相手に利益を与え、自分も相手から利益を得ること。（出典：デジタル大辞泉）
・共存共栄（きょうそんきょうえい）
意味：自他ともに生存し、ともに繁栄すること。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・協働（きょうどう）
意味：同じ目的のために、二人以上が協力して働くこと。（出典：精選版 日本国語大辞典）
