事実無根
「事実無根の話」などのように使う「事実無根」という言葉。
「事実無根」は、音読みで「じじつむこん」と読みます。
「事実無根」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「事実無根」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
事実無根の意味
「事実無根」には次の意味があります。
・事実であるという根拠がないこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「事実無根の話」は「事実である根拠のない話」という意味です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・事実無根の記事であっても一度新聞にでた記事がもつ意味は重かった。
(出典:大江志乃夫『凩の時』)
・事実無根だとはいえ、なぜ今、ミキと一緒の番組に出る必要があるんだ?
(出典:風野潮『僕はアイドル? 2 26』)
・流れている噂の全てが真実であるとは言えないが、事実無根というわけでもない。
(出典:井上堅二『バカとテストと召喚獣 6.5』)
・デルフィニアの武将たちは事実無根だと訴えたが、無駄なことだった。
(出典:茅田砂胡『大鷲の誓い デルフィニア戦記外伝』)
・うわさはそのへんから出たかと思われたが、逸平は事実無根だと言っていた。
(出典:藤沢周平『蝉しぐれ』)
類語
・嘘(うそ)
意味:事実でないこと。また、人をだますために言う、事実とは違う言葉。偽り。(出典:デジタル大辞泉)
・法螺(ほら)
意味:うそを言うこと。大言をはくこと。また、虚言・大言。ほらのかい。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・偽り(いつわり)
意味:いつわること。事実でないこと。うそ。(出典:デジタル大辞泉)
・虚言(きょげん)
意味:うそを言うこと。また、その言葉。きょごん。(出典:デジタル大辞泉)
・虚偽(きょぎ)
意味:真実ではないのに、真実のように見せかけること。うそ。いつわり。(出典:デジタル大辞泉)