事務
「事務処理を行う」などのように使う「事務」という言葉。
「事務」は、音読みで「じむ」と読みます。
「事務」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「事務」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
事務の意味
「事務」には次の意味があります。
・役所・会社などで、書類・帳簿の作成・処理など、主として机の上でする仕事。(出典:デジタル大辞泉)
主として机上で行う仕事を意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・初めの頃は事務をしていたが、いまではニュースを読んだりもしている。
(出典:片岡義男『ラハイナまで来た理由』)
・そういう風だから通信事務は一種の麻痺状態に陥って来ているのである。
(出典:伊藤整『太平洋戦争日記(三)』)
・まごついていてはわたしはどうして事務を処理することが出来ましょう?
(出典:ディケンズ・チャールズ『二都物語』)
・わたしとは長年の間事務的な関係があったし、今は親しい友人ですがね。
(出典:ディケンズ/本多顕彰訳『二都物語(上)』)
・そして私の友人となり、私の事務一切をとりしきるようになるであろう。
(出典:佐藤正彰訳『千一夜物語』)
類語
・業務(ぎょうむ)
意味:職業や事業などに関して、継続して行う仕事。(出典:デジタル大辞泉)
・実務(じつむ)
意味:具体的な仕事。実地に行なう業務。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・雑務(ざつむ)
意味:こまごましたいろいろの用務。ぞうむ。(出典:デジタル大辞泉)
・庶務(しょむ)
意味:いろいろの雑多な事務。一般事務。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・総務(そうむ)
意味:組織全体に関する事務を扱うこと。また、その職にある人や、その部署。(出典:デジタル大辞泉)