予期
「予期せぬ出来事」などのように使う「予期」という言葉。
「予期」は、音読みで「よき」と読みます。
「予期」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「予期」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
予期の意味
「予期」には次の意味があります。
・前もって期待すること。(出典:デジタル大辞泉)
「予期」という言葉は、将来、または将来の出来事を予測することですが、単に予測するというよりは、実現への期待感が含まれている言葉です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そしてわれわれの予期せざる乗客のことで苦労しなければならなかった。
(出典:そしてわれわれの予期せざる乗客のことで苦労しなければならなかった。)
・自分が何を見ることになるかは、既に半分以上予期していたようだった。
(出典:J・ブリッシュ『スター・トレックTV版(全12巻) 1 宇宙大作戦 No1』)
・なぜなら私たちには予期だにしなかった驚きが次々に現れて来たからです。
(出典:柳宗悦『民芸四十年』)
・この点ではKは驚いたが、全体としてはもちろん予期したとおりだった。
(出典:原田義人『城』)
・わたしはただ今日から二人の生涯が始まると予期していたばかりです。
(出典:リルケ・ライネル・マリア『家常茶飯 附・現代思想』)
類語
・予測(よそく)
意味:事の成り行きや結果を前もっておしはかること。また、その内容。(出典:デジタル大辞泉)
・予想(よそう)
意味:物事の成り行きや結果について前もって見当をつけること。また、その内容。(出典:デジタル大辞泉)
・予知(よち)
意味:何が起こるかと前もって知ること。(出典:デジタル大辞泉)
・予断(よだん)
意味:前もって判断すること。(出典:デジタル大辞泉)
・見当(けんとう)
意味:はっきりしていない事柄について大体の予想をすること。見込み。(出典:デジタル大辞泉)