亀裂
「亀裂が入る」などのように使う「亀裂」という言葉。
「亀裂」は、音読みで「きれつ」と読みます。
「亀裂」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「亀裂」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
亀裂の意味
「亀裂」には次の意味があります。
・亀の甲の模様のように、ひびが入ること。また、その割れ目。ひび割れ。(出典:デジタル大辞泉)
主に、固い物にひびが生じた様子を表します。
また、比喩的に人間関係などに対して使ったりもします。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・まず長さ三メートルほどの細い亀裂が入り、徐々にその幅を広げていく。
(出典:菊地秀行『トレジャー・ハンター07 エイリアン妖山記』)
・二人とも女の子だから、夫婦の亀裂はかなり深刻に影響したはずである。
(出典:渡辺淳一『ひとひらの雪(上)』)
・流れつつ亀裂が何重にも複雑に走り、赤いマグマが闇を走るのが見えた。
(出典:片岡義男『波乗りの島』)
・石自体に亀裂が入ってしまったら、一体どうやって直したらいいんだ?
(出典:縞田理理『霧の日にはラノンが視える4』)
・夫婦の亀裂といっても、問い詰めてみれば、ただそれだけのことだった。
(出典:渡辺淳一『ひとひらの雪(下)』)
類語
・罅割(ひびわれ)
意味:ひびがはいること。ひびがはいって、割れ目ができること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・地割れ(じわれ)
意味:日照りや地震などで、地面にひび割れができること。また、その割れ目。(出典:デジタル大辞泉)
・軋轢(あつれき)
意味:仲が悪くなること。(出典:デジタル大辞泉)
・衝突(しょうとつ)
意味:相反する立場・利害などがぶつかって争いとなること。(出典:デジタル大辞泉)
・確執(かくしつ)
意味:互いに自分の意見を強く主張して譲らないこと。また、そのために生じる不和。(出典:デジタル大辞泉)