不確か
「不確かな話」などのように使う「不確か」という言葉。
「不確か」は、重箱読みで「ふたしか」と読みます。
「不確か」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「不確か」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
不確かの意味
「不確か」には次の意味があります。
・確かではないさま。(出典:デジタル大辞泉)
「不確か」とは、あやふやで不確定なことを言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この不確かな人生においては、いつ何が起こるかわかったものではない。
(出典:村上春樹『1Q84 BOOK2』)
・あの不確かな国の混乱した風景を見渡せるような真実の丘はありません。
(出典:ビアス『ビアス怪異譚』)
・そこで文が質に勝つて、いよいよ以て不確かな記述が出て來るのである。
(出典:内藤湖南『章学誠の史学』)
・やがて自分が寝ているのか起きているのかも不確かになってきた。
(出典:大槻ケンヂ『のほほん人間革命』)
・それは予感などといった不確かな物ではなく、確信に近いイメージだった。
(出典:奈須きのこ『Fate/stay night 凛 Unlimited Blade Works GoodEnd -sunny day』)
類語
・曖昧(あいまい)
意味:態度や物事がはっきりしないこと。また、そのさま。あやふや。(出典:デジタル大辞泉)
・あやふや
意味:物事がはっきりしないさま。あてにならないさま。(出典:デジタル大辞泉)
・茫漠(ぼうばく)
意味:はっきりしないさま。(出典:デジタル大辞泉)
・どっちつかず
意味:いずれとも定まらずに、中途半端なこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・無節操(むせっそう)
意味:節操のないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)