不履行
「債務不履行」などのように使う「不履行」という言葉。
「不履行」は、音読みで「ふりこう」と読みます。
「不履行」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「不履行」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
不履行の意味
「不履行」には次の意味があります。
・契約などを実行しないこと。履行しないこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「不履行」をわかりやすくいうと、互いに納得して決めたことをその通りにおこなわないこと、という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・不履行には罰則を。
(出典:佐島勤『魔法科高校の劣等生 12 ダブルセブン編』)
・フランクに対しては、義務の不履行を厳重にたしなめた。
(出典:スタンレー/宮西豊逸訳『黒い大陸』)
・これ以上の任務不履行は許しません。
(出典:アン・マキャフリイ『銀の髪のローワン』)
・不履行と解釈するなら、ツゲ事務所に履行を要求するのか否か。
(出典:榊一郎『神曲奏界ポリフォニカ 4 ストラグル・クリムゾン』)
・婚約不履行で訴えるのかと聞いても、決してそんなつもりはないという。
(出典:星新一『おみそれ社会』)
類語
・反故(ほご)
意味:取消し。無効。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・無効(むこう)
意味: ききめのないこと。効力を持たないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・解消(かいしょう)
意味:今までの状態や関係、約束などが消えてなくなること。また、それらをなくすこと。(出典:デジタル大辞泉)
・不軌(ふき)
意味:法にそむくこと。おきてを守らないこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・食言(しょくげん)
意味:前に言ったことと違うことを言ったりしたりすること。約束を破ること。(出典:デジタル大辞泉)