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感染とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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感染

「新型コロナウイルスに感染する」などのように使う「感染」という言葉。

「感染」は、音読みで「かんせん」と読みます。

「感染」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「感染」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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感染の意味

「感染」には次の二つの意味があります。

1 病原体が、体内に侵入すること。病気がうつること。伝染。
2 他のものの風習にそまること。他人の考えなどの影響をうけて、それにそまること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

感染の意味①「病原体が、体内に侵入すること。病気がうつること。伝染。」

「感染」の一つ目の意味は「病原体が、体内に侵入すること。病気がうつること。伝染。」です。

細菌やウイルスが体内に入ることや、それによって病気がうつることを指します。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・どうしてこうなってしまうんだろう、細菌に感染したわけでもないのに。
(出典:内田春菊『息子の唇』)

・ひとつは、感染を確認した医師に対して、次の二つを義務づけたことだ。
(出典:井田真木子『もうひとつの青春 同性愛者たち』)

・犠牲者の範囲が限定されていることからみて、空気感染するとは思えない。
(出典:鈴木光司『らせん』)

・近づいただけで変なウィルスにでも感染すると思っているような態度だった。
(出典:松野秋鳴『えむえむっ! 第1巻』)

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類語

伝染でんせん
意味:病原体が他の生物体に入り、増殖して病気になること。感染。(出典:デジタル大辞泉)

感染症かんせんしょう
意味:微生物が体内に侵入し、繁殖したためにおこる病気をいう。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))

罹患りかん
意味:病気にかかること。罹病。(出典:精選版 日本国語大辞典)

疫病えきびょう
意味:伝染病のうち,だいたい急性で,全身症状を呈し,集団的に発生するものの古い呼称。(出典:百科事典マイペディア)

感染の意味②「他のものの風習にそまること。他人の考えなどの影響をうけて、それにそまること。」

「感染」の二つ目の意味は「他のものの風習にそまること。他人の考えなどの影響をうけて、それにそまること。」です。

病気がうつるように、他人の考え方や風習に染まってしまうことを指します。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・そして疑いもなくそれは周囲に感染し、そして人の心に影響するのだ。
(出典:倉田百三『光り合ういのち』)

・その気持が、わけはわからぬながら子供たちに感染しているのだった。
(出典:モーパッサン/杉捷夫訳『シモンのパパ』)

・彼の情熱はわたしにも感染してしまったと言わなくてはなりません。
(出典:クリスティ/山崎昂一訳『ミス・マープルのご意見は?1』)

・おそらく彼は東京で悪ずれの生活に感染しなかったものと思われる。
(出典:井伏鱒二『多甚古村』)

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類語

伝染でんせん
意味:物事の状態・傾向などが他に移って同じような状態が起こること。(出典:デジタル大辞泉)

感化かんか
意味:ものの考え方や生き方などを、強制したりすることなく、自然に相手に共感させて影響を与えること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

毒するどくする
意味:影響を与える。害する。(出典:デジタル大辞泉)

傾倒けいとう
意味:興味をもち夢中になること。また、心から尊敬し、慕うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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