三日坊主
「三日坊主に終わる」などのように使う「三日坊主」という言葉。
「三日坊主」は、音読みで「みっかぼうず」と読みます。
「三日坊主」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「三日坊主」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
三日坊主の意味
「三日坊主」には次の意味があります。
・あきやすくて、何をしても長続きしないこと。また、その人をあざけっていう語。(出典:四字熟語を知る辞典)
「三日坊主」の語源は、お寺でのお坊さんになるための厳しい修行に耐えられず、三日程度で逃げ出す人も多かったことから、長続きしない人をあざけっていう場合などに用いられています。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・私は前月号のこのページで、ダンベル運動をするために、ダンベルを購入した話を書いたが、自分が予想した通り、三日坊主に終わった。(出典:群ようこ『猫と海鞘(ほや)』)
・もう酒をやめてしまおうなんておもっても、なかなかやめられるもんじゃありません。三日坊主で、すぐ飲んでしまいます。(出典:興津要『古典落語(上)』)
・飛行機の操縦は、ほんの少しだけ習いかけたことがあるが、お話にならないほどのちょっとのことで、それこそ三日坊主だった。(出典:岩城宏之『棒ふりの休日』)
・ダイエットを始めてもいつも三日坊主で終わってしまう私。(出典:柴門ふみ『とっても、愛ブーム』)
・長期間にわたる気力の持続というものがいかに大変かは、なにかをはじめて三日坊主で終りにした体験者には、よくわかることである。(出典:星新一『きまぐれフレンドシップ PART2』)
類語
・熱し易く冷め易い(ねっしやすくさめやすい)
意味:すぐ物事に熱中するが、飽きるのも早い。夢中にはなるが長続きしない。(出典:デジタル大辞泉)
・御天気屋(おてんきや)
意味:空模様が変わるように、気分の変わりやすい人。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・飽きっぽい(あきっぽい)
意味:やることが長続きせず、すぐに飽きてしまうさま。(出典:デジタル大辞泉)
・心多い(こころおおい)
意味:気が多い。移り気である。浮気だ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・気移り(きうつり)
意味:関心や注意が一つのところに集中せず、他のものへと移ってゆくこと。(出典:デジタル大辞泉)