一覧表
「一覧表で確認する。」などのように使う「一覧表」という言葉。
「一覧表」は、音読みで「いちらんひょう」と読みます。
「一覧表」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「一覧表」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
一覧表の意味
「一覧表」には次の意味があります。
・種々の事項を一目で見てわかるように表にまとめたもの。一覧。(出典:デジタル大辞泉)
言い換えると、数が多い事項を、分類したり、特定の規則に沿って並べる等して分かりやすくまとめた表のことです。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・中年の看護婦は丁寧に、一覧表のようにしてそのリストを作ってくれた。
(出典:大崎善生『アジアンタムブルー)
・江戸城の奥ふかく、それは一覧表としてそなえられているはずであった。
(出典:山田風太郎『忍法女郎屋戦争』)
・私は一覧表を作りながら今日は何時ごろ家に帰れるのだろうかとそればかり気になった。
(出典:群ようこ『別人「群ようこ」のできるまで』)
・そこで記録保存所に手紙を書くと、手数料一覧表つきの手紙が返ってきた。
(出典:ハインライン『夏への扉』)
・公式記録というのは、その日の試合に出場する全選手の成績が一覧表になっているものだ。
(出典:鎌田敏夫『恋しても』)
類語
・一覧(いちらん)
意味:全体の内容がわかるように簡明に記したもの。一覧表。(出典:デジタル大辞泉)
・表(ひょう)
意味:複雑な事柄を、見やすいように整理分類して、一目でわかるように書き表したもの。(出典:デジタル大辞泉)
・リスト(list)
意味:一定の目的にそって、多数の品名や人名、価格などを整理して書き出したもの。一覧表。目録。目録。一覧表。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・目録(もくろく)
意味:品名,内容を書き並べて見やすくしたもの。(出典:世界大百科事典 第2版)
・型録/カタログ(catalog/catalogue)
意味:目録。展示物・商品・営業内容などについての目録や案内書。(出典:デジタル大辞泉)