一礼
「一礼して去って行った」などのように使う「一礼」という言葉。
「一礼」は、音読みで「いちれい」と読みます。
「一礼」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「一礼」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
一礼の意味
「一礼」には次の意味があります。
・一度礼をすること。ちょっと会釈すること。(出典:デジタル大辞泉)
「一礼」とは、軽く頭を下げて一度お辞儀をすることを言います。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・胸の前で両手を合わせ、不思議なスティリクム人の少女に一礼したのだ。
(出典:エディングス『エレニア記4 永遠の怪物』)
・こちらを見て、わずかに一礼したのは、まんなかの二人の娘だけである。
(出典:山田風太郎『姦の忍法帖』)
・彼らの動きの中、夜の中、一礼とともに鉄杖てつづえが一つ打たれ、声が響ひびいた。
(出典:川上稔『AHEADシリーズ 3 終わりのクロニクル2〈上〉』)
・そうして慎つつましやかに一礼をするとそそくさとその場から去って行った。
(出典:有沢まみず『いぬかみっ!7』)
・昔の絵画にある貴族のように、腰から身を折って一礼し、出ていった。
(出典:タニス・リー『銀色の恋人』)
類語
・敬礼(けいれい)
意味:敬意を表わして礼をすること。また、その礼。とくに、軍人などが行なう挙手の礼をいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・答礼(とうれい)
意味:先方の礼に答える礼。また、それをすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・会釈(えしゃく)
意味:軽くあいさつや礼を交わすこと。また、そのあいさつや礼を示す所作。(出典:デジタル大辞泉)
・御辞儀(おじぎ)
意味:頭を下げて礼をすること。頭を下げてするあいさつ。(出典:デジタル大辞泉)
・黙礼(もくれい)
意味:黙って礼をすること。(出典:デジタル大辞泉)