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端的とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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端的

「端的に話す」などのように使う「端的」という言葉。

「端的」は、音読みで「たんてき」と読みます。

「端的」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「端的」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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端的の意味

「端的」には次の二つの意味があります。

1 まのあたりに明白であるさま。効果や結果がすばやく表われるさま。
2 要点だけをとらえているさま。てっとりばやく急所をつくさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

端的の意味①「まのあたりに明白であるさま。効果や結果がすばやく表われるさま。」

「端的」の一つ目の意味は「まのあたりに明白であるさま。効果や結果がすばやく表われるさま。」です。

物事の結果などがすぐにはっきりとわかることを表します。
実際に目に見えるものに用いられることが多い表現です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・これは、日本の女性の奴隷的な生活を端的に表したものに外ならない。
(出典:直木三十五『大衆文芸作法』)

・人間が馬に乗ったとき、一番端的に変化するのはなにか。
(出典:篠田真由美『未明の家 建築探偵桜井京介の事件簿』)

・しかしその動作は彼女の決意の揺らぎなさを端的に示していた。
(出典:村上春樹『1Q84 BOOK1』)

・それは現在秀吉が置かれている位置を端的に物語るものだった。
(出典:隆慶一郎『一夢庵風流記』)

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類語

覿面(てきめん)
意味:効果・結果・報いなどが即座に現れること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

即座(そくざ)
意味:すぐその場。(出典:デジタル大辞泉)

即時(そくじ)
意味:すぐその時。即刻。(出典:デジタル大辞泉)

明白(めいはく)
意味:あきらかで疑いのないこと。非常にはっきりしていること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

端的の意味②「要点だけをとらえているさま。てっとりばやく急所をつくさま。」

「端的」の二つ目の意味は「要点だけをとらえているさま。てっとりばやく急所をつくさま。」です。

「端的に言うと」などの場合はこの意味で、物事の要点のみを抜き出す際などに用いられます。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

端的にいえば、人生五十年が一挙に人生七十五年になったのだ。
(出典:森本哲郎『読書の旅 愛書家に捧ぐ』)

端的に言って、ぼくにとって最もむずかしいのは性欲の問題なのだ。
(出典:三浦綾子『塩狩峠 道ありき』)

・その端的な言葉を受けて、第三王女はようやく事態を理解した。
(出典:鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第17巻』)

・その疑問を端的に口に出した。
(出典:林亮介『和風Wizardry純情派 2』)

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類語

的を射る(まとをいる)
意味:うまく目標に当てる。転じて、うまく要点をつかむ。(出典:デジタル大辞泉)

核心(かくしん)
意味:物事の中心、本質をなしている大切な部分。(出典:精選版 日本国語大辞典)

簡明(かんめい)
意味:簡単で、はっきりしていること。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)

平明(へいめい)
意味:わかりやすくはっきりしていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

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