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一知半解とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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一知半解

「一知半解の知識」などのように使う「一知半解」という言葉。

「一知半解」は、音読みで「いっちはんかい」と読みます。

「一知半解」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「一知半解」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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一知半解の意味

「一知半解」には次の意味があります。

ちょっと知っているだけで十分にはわかっていないこと。なまかじりであること。(出典:四字熟語を知る辞典)

ものごとの一部分しか知らないのに、さも知っているかのように振舞ったり、発言をしたりする人などに対して、あざけりや謙遜の意味を込めて使われる言葉です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・私ごとき一知半解の女にその一端も悟りうるはずはないが、そんな蒙昧な私から見てさえ、どうかなあと思う誤りが多い。
(出典:田辺聖子『女の長風呂 I』)

一知半解のもの知り顔から、半紙がみ・朱器椀など言ふにも等しい、書名の音覚えに慣れて行つたのである。
(出典:折口信夫『日本書と日本紀と』)

・異国人である私がこのイースター島にやってきて、興味半分にロンゴ・ロンゴの謎をさぐろうとし、一知半解にモアイの意味をたずねるなどということは、なんといい気なものではないか!
(出典:森本哲郎『読書の旅 愛書家に捧ぐ』)

・今われわれに必要なことは、一知半解の事に就て無責任な「批判」を吐き散らすことではなくて、信頼するに足る指導者を見出して、その者の号令を黙々として躬行することなのだ。
(出典:三好十郎『俳優への手紙』)

・その証拠に、責任もない一知半解のやからが、それも一人二人売名的な反抗を試みるといふだけで、村民の大部、殊に、有力者は挙つて、わしどもの権利行使に承認を与へとるです。
(出典:岸田国士『泉』)

類語

知ったか振り(しったかぶり)
意味:本当は知らないのに、いかにも知っているようなそぶりをすること。また、その人。知ったぶり。(出典:デジタル大辞泉)

聞き齧り(ききかじり)
意味:聞きかじること。また、その事柄。なま聞き。半可通。(出典:デジタル大辞泉)

生齧り(なまかじり)
意味:物事を表面的に少しばかり知っただけで、十分に理解していないこと。(出典:デジタル大辞泉)

青二才(あおにさい)
意味:経験の浅い年若い男。あざけりや謙遜の気持ちを込めていう。(出典:デジタル大辞泉)


浅学非才(せんがくひさい)
意味:学問、知識ともに乏しく、かつ才能もないこと。(出典:デジタル大辞泉)

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