リサイクル
「リサイクルショップ」などのように使う「リサイクル」という言葉。
英語では、「recycle」と表記します。
「リサイクル」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「リサイクル」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
リサイクルの意味
「リサイクル」には次の二つの意味があります。
1 廃棄物や不用物を回収・再生し、再資源化、再利用すること。
2 まだ使える不用品を他の人に提供して、活用をはかること。(出典:デジタル大辞泉)
それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。
リサイクルの意味①「廃棄物や不用物を回収・再生し、再資源化、再利用すること。」
「リサイクル」の一つ目の意味は「廃棄物や不用物を回収・再生し、再資源化、再利用すること。」です。
アルミ缶や、ペットボトルなどのただ捨てるだけでなく、再活用するのがこの意味です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・現地の水を利用すれば、リサイクル・システムの需要もへるのだから。
(出典:R・エイヴァリー『アルゴスの有毒世界』)
・彼女は空になった紙パックをリサイクル用のゴミ箱にその場からひょいっと投げた。
(出典:雨木シュウスケ『鋼殻のレギオス01』)
・あらかじめ土地と住居と高度なリサイクル技術を持っていたためだった。
(出典:野尻抱介『ふわふわの泉』)
・前年は車のリサイクル問題について延々と質問した株主がおり、一時間に及んだ。
(出典:佐藤正明『ホンダ神話 教祖のなき後で(上)』)
類語
・廃物利用(はいぶつりよう)
意味:廃物を再び利用すること。(出典:デジタル大辞泉)
・二次利用(にじりよう)
意味:再び利用すること。(出典:デジタル大辞泉)
・再利用(さいりよう)
意味:一度使用したものを、別の機会に再び利用すること。(出典:デジタル大辞泉)
・変造(へんぞう)
意味:すでにある物を加工して、その形・内容などを変えること(出典:デジタル大辞泉)
リサイクルの意味②「まだ使える不用品を他の人に提供して、活用をはかること。」
「リサイクル」の二つ目の意味は「まだ使える不用品を他の人に提供して、活用をはかること。」です。
リサイクルショップなどを利用して、まだ使用可能なものを他の人に提供するのがこの意味です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・近所の主婦友達の一人が、駅前商店街でリサイクル・ショップを始めた。
(出典:柴門ふみ『四十雀の恋もステキ』)
・リサイクルショップで四百円だったわりには安定感があって座りやすい。
(出典:竹宮ゆゆこ『ゴールデンタイム 01巻 春にしてブラックアウト』)
・夫が入っているカード会社が提携しているリサイクルショップの案内である。
(出典:林真理子『美女入門 PART2』)
・なぜかというと、コタツをリサイクルショップに売り払っていたからだ。
(出典:滝本竜彦『NHKにようこそ!』)
類語
・再利用(さいりよう)
意味:一度使用したものを、別の機会に再び利用すること。(出典:デジタル大辞泉)
・リユース
意味:再使用すること。(出典:デジタル大辞泉)
・使い回す(つかいまわす)
意味:一つのものをいろいろに使う。(出典:デジタル大辞泉)
・中古(ちゅうこ)
意味:使って、やや古くなっていること。(出典:デジタル大辞泉)