メーカー
「大手メーカー」などのように使う「メーカー」という言葉。
英語では「maker」と表記します。
「メーカー」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「メーカー」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
メーカーの意味
「メーカー」には次の二つの意味があります。
1 製造業者。製造元。特に、名の通った製造会社。
2 物事をつくりだす人。(出典:デジタル大辞泉)
それぞれの意味や使い方については下記の通りです。
メーカーの意味①「製造業者。製造元。特に、名の通った製造会社。」
「メーカー」の一つ目の意味は「製造業者。製造元。特に、名の通った製造会社。」です。
製品などをつくる製造業者を意味します。
特に、有名な製造業者を「メーカー」ということが多いです。
小説などでの具体的な使い方は下記の通り。
使い方・例文
・アメリカのどのメーカーも使ってくれてる部品なんだ。
(出典:片岡義男『日本語の外へ(下)』)
・大手製菓メーカーが新製品のキャンペーンをしたことがあった。
(出典:大石圭『飼育する男』)
・日本の警察官が持っている通信機のメーカー名を知りたいという。
(出典:田丸公美子『シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメ』)
・やがて値崩れの兆候はメーカー品にもあらわれだした。
(出典:開高健『パニック・裸の王様』)
メーカーの意味②「物事をつくりだす人。」
「メーカー」の二つ目の意味は「物事をつくりだす人。」です。
この意味では「○○メーカー」と、他の言葉の後に付けて使うことが多いです。
小説などでの具体的な使い方は下記の通り。
使い方・例文
・その作家は大ヒットメーカーになれることであろう。
(出典:柴門ふみ『四十雀の恋もステキ』)
・ポップス系では最高といわれる超一流のヒットメーカー・コンビだった。
(出典:栗本薫『真夜中の天使4』)
・彼女がこんなトラブルメーカーになろうとは、予想だにしていなかった。
(出典:宮部みゆき『名もなき毒』)
・この三つの国がじつは世界のトラブルメーカー、問題児なんですね。
(出典:井上ひさし『コメの話』)