マネジメント
「マネジメント部門」などのように使う「マネジメント」という言葉。
「マネジメント」はカタカナ語で、英語では「management」と表記します。
カタカナ語では「マネジメント」は「マネージメント」と表記されることもありますが、どちらも同じ言葉なので混乱しないようにしてください。
世界的有名著作のタイトルにもなっている、「マネジメント」とはどのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「マネジメント」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
マネジメントの意味
マネジメントには次の二つの意味があります。
1 管理すること。経営すること。
2 管理者。経営者。(出典:大辞林)
それぞれの意味と使い方については下記の通りです。
マネジメントの意味①「管理すること」
マネジメントの1つ目の意味は「管理すること」です。
「マネジメント部門」で「管理部門」という意味になります。
また、企業の経営に関する場合は「経営すること」という意味で使われます。
使い方・例文
・こうした動きも知識のマネジメントによるコスト削減や効率化の一環です。 (出典:野中郁次郎/紺野登『知識経営のすすめ』)
・それは近代的マネジメントの導入ということである。 (出典:星亮一『最後の幕臣 小栗上野介』)
・もともと、音楽好きの彼は、クラシック音楽界のマネジメントに興味を抱いていた。 (出典:本田靖春『ニューヨークの日本人』)
・あのお二人をすっ飛ばしてリスクマネジメント委員会なんて招集できるんですか? (出典:海堂尊『チーム・バチスタの栄光(上)』)
・凪子がマネジメントしていた安田電気は炭素吸収型の産業として脚光を浴びた。 (出典:池上永一『シャングリ・ラ 下』)
マネジメントの意味②「管理者」
マネジメントの2つ目の意味は「管理者」です。
「彼女はマネジメントとして活躍している」で「彼女は管理者として活躍している」という意味になります。
また、企業を経営する人に対して使う場合は「経営者」という意味になります。
使い方・例文
・そのせいで、上からの指示がミドル・マネジメントを越えて、直接、私のところへくる。(出典:本田靖春『ニューヨークの日本人』)
・というチラシを、以前私はファックスで友達や仲間に送ろうとしたことがあって、マネジメントに阻止されてしまいました。(出典:安部譲二『賞ナシ罰アリ猫もいる』)
・適用されるべき文脈から遊離し、人間のイニシアティブからも遊離して機能できると信じられているプロフェッショナル・マネジメントとは、いったいなんだったのだろう。(出典:高橋伸夫『できる社員は「やり過ごす」』)