マスコミ
「マスコミ関係者」などのように使う「マスコミ」という言葉。
「マスコミ」は、「マスコミュニケーション」の略語です。
「マスコミ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「マスコミ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
マスコミの意味
「マスコミ」には次の意味があります。
・ 新聞・雑誌・テレビ・ラジオ・映画など、いわゆるマス‐メディアを用いて、不特定多数の大衆に情報を伝達する手段。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「マスコミ取材」などとよく使うことからテレビ関係者をイメージすることが多いかもしれませんが、正確には不特定多数の人々に情報を届ける手段のことを「マスコミ」といいます。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼女も警察から何度となく事情を聞かれたし、マスコミの取材も受けた。
(出典:宮部みゆき『模倣犯-下』)
・特に若い層からの支持はそのままマスコミと企業とを動かす力となった。
(出典:大槻ケンヂ『グミ・チョコレート・パイン パイン編』)
・でなければ、マスコミのおかげでまだ病院からも出てこれなかったろう。
(出典:岩本隆雄『星虫』)
・マスコミに惑わされているのは自分たちのほうかもしれないと思った。
(出典:東野圭吾『幻夜』)
・やがてマスコミの知るところとなって騒ぎが拡大するばかりだよ。
(出典:山田智彦『銀行 男たちの挑戦』)
類語
・マスメディア
意味:マスコミュニケーションの媒体。(出典:デジタル大辞泉)
・放送局(ほうそうきょく)
意味:ラジオ・テレビの放送を業務として行う施設。(出典:デジタル大辞泉)
・報道機関(ほうどうきかん)
意味:新聞・ラジオ・テレビなど、社会の出来事を広く知らせることを目的とする施設・組織体。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・大衆伝達(たいしゅうでんたつ)
意味:マス‐コミュニケーションの訳語。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ニュース
意味: 新聞・ラジオ・テレビなどでの報道。(出典:デジタル大辞泉)