マイルド
「マイルドな味」などのように使う「マイルド」という言葉。
「マイルド」は、英語で「mild」と書きます。
「マイルド」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「マイルド」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
マイルドの意味
「マイルド」には次の意味があります。
・温和なさま。おだやかで、刺激的でないさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
味や香りがまろやかな様を指す言葉としてよく用いられます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼は、まわりが不思議がるほどマイルドになったという噂が広がった。
(出典:柴田曜子『尾崎豊 夢のかたち』)
・これもやはり、現実に直面したくないからこそ出る、マイルドな質問だろう。
(出典:西尾維新『物語シリーズ 3 傷物語』)
・コカインは、マイルドすぎるのだが、今日のところは仕方なかった。
(出典:石丸元章『SPEED スピード』)
・一般預金者の保護は必要ですし、できるだけマイルドな方法を取るべきでしょう。
(出典:高杉良『金融腐蝕列島(上)』)
・いつも自分で淹れるものより少しマイルドだったので、一口飲んで、ちょっと驚いた。
(出典:森博嗣『瀬在丸紅子シリーズ-第1巻-黒猫の三角』)
類語
・柔か(やわらか)
意味:性格・気持・様子・言動などがおだやかなさま。柔和。また、柔順なさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・丸い(まるい)
意味:かどかどしくなく、穏やかである。円満である。(出典:デジタル大辞泉)
・穏便(おんびん)
意味:穏やかなこと。尋常であること。また、事を荒だてたり、過激な措置をとったりしないさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ソフト(soft)
意味:手ざわりや、それから受ける印象がやわらかなさま。(出典:精選版 日本国語大辞)
・温柔(おんじゅう)
意味:穏やかで優しいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)