ボキャブラリー
「ボキャブラリーがない」などのように使う「ボキャブラリー」という言葉。
英語では「vocabulary」と表記します。
「ボキャブラリー」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ボキャブラリー」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ボキャブラリーの意味
「ボキャブラリー」には次の意味があります。
・用いられている語の数。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「ボキャブラリー」をわかりやすくいうと、その人が持っている言葉の数(語彙)を表します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・興奮のあまり少年たちのボキャブラリーは普段にもまして失くなっていた。
(出典:大槻ケンヂ『グミ・チョコレート・パイン パイン編』)
・世代によってのボキャブラリーの差を目のあたりに見せられて考えさせられた。
(出典:つかこうへい『傷つくことだけ上手になって』)
・しかし、「僕はボキャブラリーが少ない」と自分で言ってられました。
(出典:河盛好蔵『井伏鱒二随聞』)
・ボキャブラリー不足の晴美では、考えたとしてもいえるフレーズではない。
(出典:吉村達也『丸の内殺人物語』)
・鼠のような顔をした台湾の中年男が日本のガキと同じボキャブラリーで話をする。
(出典:馳星周『夜光虫』)
類語
・語彙(ごい)
意味:ある言語、ある地域・分野、ある人、ある作品など、それぞれで使われる単語の総体。(出典:デジタル大辞泉)
・用語(ようご)
意味:使用されている字句や言葉。特に、ある特定の分野で用いられる言葉。(出典:デジタル大辞泉)
・言葉(ことば)
意味:人が声に出して言ったり文字に書いて表したりする、意味のある表現。言うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・単語(たんご)
意味:言語の単位の一つ。一つのまとまった意味をもち,文の構成成分となる。言語の最小自立単位。(出典:百科事典マイペディア)