パーソナリティー障害
「境界性パーソナリティー障害」などのように使う「パーソナリティー障害」という言葉。
「パーソナリティー障害」は、音読みで「ぱーそなりてぃーしょうがい」と読みます。
「パーソナリティー障害」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「パーソナリティー障害」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
パーソナリティー障害の意味
「パーソナリティー障害」には次の意味があります。
・周囲の多くの人とは異なる、正常範囲から逸脱した偏った性格傾向や反応、および、持続的で反復する行動様式を示し、そのために本人は苦痛を感じ、周囲に迷惑やときに危害を及ぼすこともあって、社会生活能力が損なわれる精神障害。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
他の精神障害と合併しているケースが多くある精神障害で、長期的な治療を要します。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・統合失調質パーソナリティー障害は社交性に大きな問題を抱える。
・自己愛性パーソナリティー障害は日本では珍しいパーソナリティー障害である。
・境界性パーソナリティー障害と診断された。
類語
・境界性パーソナリティー障害(きょうかいせいぱーそなりてぃーしょうがい)
意味:神経症と精神疾患の境界にあるとみられる病態。(出典:デジタル大辞泉)
・自己愛性パーソナリティー障害(じこあいせいぱーそなりてぃーしょうがい)
意味:自己を特別な存在と思い込み、他者への共感が乏しいため、妥協することが難しく、対人関係に破綻はたんをきたすなどして、社会的不適応を起こしやすい。(出典:デジタル大辞泉)
・人格(じんかく)
意味:パーソナリティ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・反社会性パーソナリティー障害(はんしゃかいせいぱーそなりてぃーしょうがい)
意味:社会規範に反する行動を良心の呵責かしゃくなく行う人々に診断されるもの(出典:六訂版 家庭医学大全科)
・回避性パーソナリティー障害(かいひせいぱーそなりてぃーしょうがい)
意味:人より不安を感じやすく、傷つくことや失敗することを極度に恐れるようになってしまう精神障害(出典:LITALICO発達ナビ)