パンフレット
「パンフレットを読む」などのように使う「パンフレット」という言葉。
英語では「pamphlet」と表記します。また、「パンフ」と略すこともあります。
「パンフレット」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「パンフレット」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
パンフレットの意味
「パンフレット」には次の意味があります。
・説明や広告・宣伝などを記載した仮綴(かりとじ)の小冊子。(出典:精選版 日本国語大辞典)
つまり「パンフレット」とは、「案内や広告などを掲載した小型で少ないページ数の読み物」という意味です。
具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼女は頭の中で次のような内容のパンフレットを配ることを考えていた。
(出典:バルザック・オノレ・ド『ゴリオ爺さん』)
・大変なことだなと思いながら、ぼくもそのパンフレットをみたのだった。
(出典:東峰夫『オキナワの少年』)
・地図というよりはパンフレットに近いそれを見つめるのはキャスターだ。
(出典:事務狂『fate/stay night 月姫 (TYPE-MOONクロスオーバーの最高峰、文庫5~6巻のボリューム)』)
・パンフレットにも書いて置いた通りそれは人類の勝手に設けた分類に過ぎない。
(出典:宮沢賢治『ビジテリアン大祭』)
・入口でチケットを渡してパンフレットをもらい、指定された席に向かう。
(出典:新津きよみ『婚約者』)
類語
・リーフレット
意味:一枚刷りの簡単な印刷物。宣伝・広告用のちらしや説明書など。折りたたんで冊子の体裁にしたものも多い。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ブックレット
意味:比較的薄く、簡易的な綴じ方の本。小冊子。パンフレットが広告・案内用であるのに対し、読み物としての性質が強いものを指すことが多い。(出典:デジタル大辞泉)
・トラクト
意味:宗教・政治を普及させるために使う小冊子やパンフレット。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ハンドブック
意味:簡便な案内や、手ほどきを記した小冊子。便覧。マニュアル。ハンドブーフ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・カタログ
意味:商品の目録。商品の説明書。営業案内書。(出典:精選版 日本国語大辞典)