パスワード
「パスワードを設定する」などのように使う「パスワード」という言葉。
英語では「password」と表記します。
「パスワード」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「パスワード」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
パスワードの意味
「パスワード」には次の二つの意味があります。
1 合い言葉。
2 コンピューターに記憶されている情報の利用の際に入力する符号。(出典:精選版 日本国語大辞典)
それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。
パスワードの意味①「合い言葉。」
「パスワード」の一つ目の意味は「合い言葉。」です。
本人であるかの確認や、味方かどうかの確認のために前もって決めておく言葉のことです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ハリーは、それがパスワードを聞きわけられるかどうか怪しいと思った。(出典:ローリング『ハリー・ポッターシリーズ 7 ハリー・ポッターと死の秘宝)
・一部の将校だけが正しいパスワードを知っている。
(出典:ラリイ・ニーヴン『リングワールド・シリーズ(全4巻) 4 リングワールドの子供たち』)
類語
・符丁(ふちょう)
意味:仲間うちだけに通用する言葉。(出典:デジタル大辞泉)
・暗号(あんごう)
意味:あらかじめ打ち合わせておく、合図のためのことば。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・隠語(いんご)
意味:特定の職業や階級に属する人びとが用いる,仲間だけに通じて他の人びとには理解されないような言葉。(出典:百科事典マイペディア)
・コード
意味:略号。符号。電信符号。暗号。(出典:デジタル大辞泉)
パスワードの意味②「コンピューターに記憶されている情報の利用の際に入力する符号。」
「パスワード」の二つ目の意味は「コンピューターに記憶されている情報の利用の際に入力する符号。」です。
パソコンやインターネットのサービスなどにログインする時に使う暗証番号などのことです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・火呂の日記は、パスワードを入力しなければ開かないようになっていた。
(出典:今邑彩『翼ある蛇(「蛇神」シリーズ第2巻)』)
・私だって、パスワードを知らないシステムに侵入なんかできないんですが。
(出典:山本弘『審判の日』)
・搬入用通路への扉をパスワードで開き、潜水艦の中みたいな通路を進む。
(出典:佐竹彬『カクレヒメ 第2巻』)
・建物の中に入るにはIDカードとパスワードが必要だと言っています。
(出典:楡周平『マリア・プロジェクト』)
・パスワードは入学時に郵送で送られてきたランダムな文字で、変更することができない。
(出典:相沢沙呼『午前零時のサンドリヨン』)
・入力することでその日記を読むことができるパスワードは自分たちのプライベートな数字だったから、現在の読者は自分一人だけだと確信できた。
(出典:林亮介『和風Wizardry純情派 1』)
類語
・暗証番号(あんしょうばんごう)
意味:該当者か否かをコンピューターで照合するための暗証用の数字。(出典:デジタル大辞泉)
・コード
意味:情報を表現するための記号や符号の体系。(出典:デジタル大辞泉)
・モールス符号(もーるすふごう)
意味:短点と長音の組合せによって文字や記号を表す電信符号。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
・PIN(ピン)
意味:クレジットカード、キャッシュカードなどの暗証番号。(出典:デジタル大辞泉)