ハイセンス
「ハイセンスな店内」などのように使う「ハイセンス」という言葉。
「ハイセンス(high sense)」は和製英語です。
「ハイセンス」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ハイセンス」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ハイセンスの意味
「ハイセンス」には次の意味があります。
・好みや趣味が高尚であること。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「ハイセンス」をわかりやすく言うと「センスが良いこと」や「趣味が良いこと」という意味です。
和製英語なので、ハイセンスは海外では通じません。
英語では「Good taste」などと表現します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・うむ、だいたい、テレビはぼくのようなハイセンスな人間を無視し過ぎたのだ。
(出典:小林信彦『神野推理氏の華麗な冒険』)
・なんでそんな変な髪型してんだよ。ハイセンス過ぎんだろ。
(出典:西尾維新『物語シリーズ 5 偽物語(下)』)
・スポーティなイタリア製のものよりもフランス製のエレガントなほうが、ハイセンスなクラブ・オリベのママにぴったりと思われた。
(出典:松本清張『迷走地図(上)』)
・さぞや内部も贅沢にハイセンスに、それでいてたっぷりと埃を積もらせて竜児を待ち構えていることだろう。
(出典:竹宮ゆゆこ『とらドラ! 第4巻』)
・知的でハイセンスな女性であることが伝わってくる。
(出典:香月日輪『妖怪アパートの幽雅な日常9』)
類語
・御洒落(おしゃれ)
意味:服装や化粧などを洗練したものにしようと気を配ること。洗練されていること。また、そのさまや、その人。(出典:デジタル大辞泉)
・垢抜け(あかぬけ)
意味:あかぬけること。洗練されていること。(出典:デジタル大辞泉)
・洗練(せんれん)
意味:人柄や趣味などを、あかぬけのした優雅・高尚なものにすること。(出典:デジタル大辞泉)
・スタイリッシュ(stylish)
意味:流行に合ったさま。当世風であるさま。粋なさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・小粋(こいき)
意味:どことなく粋であること。少ししゃれたさま。さばけて洗練されているさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)