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ニュアンスとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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ニュアンス

「ニュアンスが少し違う」などのように使う「ニュアンス」という言葉。

フランス語では「nuance」と表記します。

「ニュアンス」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「ニュアンス」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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ニュアンスの意味

「ニュアンス」には次の二つの意味があります。

1 言葉などの微妙な意味合い。また、言外に表された話し手の意図。
2 色彩・音色などの微妙な差異。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

ニュアンスの意味①「言葉などの微妙な意味合い。また、言外に表された話し手の意図。」

「ニュアンス」の一つ目の意味は「言葉などの微妙な意味合い。また、言外に表された話し手の意図。」です。

言葉そのものの意味を直接的に指すというよりは、話し手が言わんとすることをふんわりと指すような場合に使います。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・言葉の意味はわからなくても、ニュアンスは伝わっただろう。
(出典:友野詳『妖魔夜行 闇より帰りきて』)

・これが日本語の「おかげさまで」にいちばん近いニュアンスをもっています。
(出典:講談社インターナショナル編『これを英語で言えますか?』)

・実際にはそんなつもりはない、というニュアンスが、その口調から読み取れた。
(出典:東野圭吾『幻夜』)

・原文のニュアンスを損ねないようにリライトすれば、これで十分だろう。
(出典:江國滋『日本語八ツ当り』)

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類語

意味合い(いみあい)
意味:他の物事や表現とのかかわりにおいて帯びる意味。また、それとなく示される意味内容。(出典:デジタル大辞泉)

旨(むね)
意味:考えの内容。意向。むね。(出典:デジタル大辞泉)

含み(ふくみ)
意味:表面には出ないが、中に込められている意味や内容。(出典:デジタル大辞泉)

意義(いぎ)
意味:ある言葉によって表される内容。特に、その言葉に固有の内容・概念。(出典:大辞林 第三版)

ニュアンスの意味②「色彩・音色などの微妙な差異。」

「ニュアンス」の2つ目の意味は「色彩・音色などの微妙な差異。」です。

わずかな差ではあるけれども、印象に影響を与えるような表現の違いのことをいいます。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・同じレコードの中から今まで聞かれなかったいろいろの微細な音色のニュアンスなどが聞き分けられるのが不思議なくらいであった。
(出典:寺田寅彦『蓄音機』)

・悪いことに、そうした微妙なニュアンスというのが、広告表現では最も重要なポイントになる。
(出典:半村良『英雄伝説』)

・無知で鈍ければ、感情生活がニュアンス豊かに複雑に育ったりするわけがない。
(出典:片岡義男『日本語の外へ(下)』)

・また、舞台の大きさ、客席の広さ、客の質なども考えて芝居の微妙なニュアンスを変えなければなりません。
(出典:つかこうへい『傷つくことだけ上手になって』)

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類語

トーン
意味: 全体から感じる気分・調子。(出典:精選版 日本国語大辞典)

感じ(かんじ)
意味: そのものらしい味わいや雰囲気。 (出典:大辞林 第三版)

陰影(いんえい)
意味:物事の色・音・調子や感情などに含みや趣があること。ニュアンス。(出典:デジタル大辞泉)

色合い(いろあい)
意味:物事の感じ・傾向。(出典:大辞林 第三版)

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