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トルソーとは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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トルソー

「トルソーを購入する」などのように使う「トルソー」という言葉。

「トルソー」は、イタリア語では「Torso」と表記します。

「トルソー」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「トルソー」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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トルソーの意味

「トルソー」には次の二つの意味があります。

1 未完、または特別の制作意図、あるいは破損によって首や手足を欠いた胴体だけの彫像。
2 洋裁や衣服の陳列などに使う人台。(出典:精選版 日本国語大辞典)

それぞれの意味や使い方については下記の通りです。

トルソーの意味①「未完、または特別の制作意図、あるいは破損によって首や手足を欠いた胴体だけの彫像。」

「トルソー」の一つ目の意味は「未完、または特別の制作意図、あるいは破損によって首や手足を欠いた胴体だけの彫像。」です。

「トルソー」とは、「胴体のみの彫像」を指します。イタリア語では「トルソ」といい、「胴体」という意味があります。「美術館にトルソーが飾られている」という文で、「美術館に胴体のみの彫像が飾られている」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・しかるに顔を切り離したトルソーになると、我々はそこに美しい自然の表現を見いだすのであって、決して「人」の表現を見はしない。
(出典:和辻哲郎『面とペルソナ』)

・美術館のトルソーを見ているようだ。
(出典:阿刀田高『花惑い』)

・あの胴体だけの彫像は、トルソーという。

・豪邸の中の玄関ホールには、一体のトルソーが置いてあった。

・ようやく彫像が完成したが、出来が気に入らずトルソーにしてしまった。

トルソーの意味②「洋裁や衣服の陳列などに使う人台。」

「トルソー」の二つ目の意味は「洋裁や衣服の陳列などに使う人台。」です。

この場合の「トルソー」は、「胴体のみのマネキン」を指します。「店内のトルソーが着ている服を参考にする」という文で、「店内の胴体のみのマネキンが着ている服を参考にする」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・なぜかトルソー、洋服を仕立てる時の人間の上半身をかたどった模型があった。
(出典:岩井志麻子『恋愛詐欺師』)

・洋服店にはよく服を着たマネキンが置いてあるが、ここの洋服店には服を着たトルソーが置いてあった。

・友人は衣服のコーディネーターをしていて、その家には一体のトルソーがある。

・夜に心霊スポットと評判のビルを探索していたところ、人が倒れているのを発見し慌てて駆け寄ってみると、倒れていたのは人ではなくトルソーのマネキンだった。

・マネキンは人の模型だと分かるが、トルソーを見ても人の模型だと思わないのは何故だろう?

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