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トリックとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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トリック

「トリックを暴く」などのように使う「トリック」という言葉。

英語では、「trick」と表記します。

「トリック」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「トリック」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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トリックの意味

「トリック」には次の二つの意味があります。

1 人の目をあざむくためのからくり。詭計(きけい)。
2 巧みな技。妙技。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

トリックの意味①「人の目をあざむくためのからくり。詭計(きけい)。」

「トリック」の一つ目の意味は「人の目をあざむくためのからくり。詭計(きけい)。」です。

ミステリー小説でよく聞く「トリック」はこの意味で、犯人が自分だとバレないように工作することを指します。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・昔の探偵小説ではないんだから妙なトリックがあるとは思えませんよ。
(出典:酒見賢一『ピュタゴラスの旅』)

・京都と同じように、福島へ行けば、霧の中のトリックが見えてくるのか。
(出典:津村秀介『異域の死者』)

・こうしてトリックを中心とした、探偵小説風な奇術解説書が出来上った。
(出典:泡坂妻夫『11枚のトランプ』)

トリックが判明すればそれだけで犯人が特定できるような高度な犯罪ではない。
(出典:三雲岳斗『少女ノイズ (光文社単行本)』)

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類語

謀略(ぼうりゃく)
意味:人をあざむくようなはかりごと。(出典:デジタル大辞泉)

詭謀(きぼう)
意味:だまして、人をおとしいれようとする計略。(出典:デジタル大辞泉)

悪巧み(わるだくみ)
意味:悪い計画。(出典:デジタル大辞泉)

策略(さくりゃく)
意味:自分の目的を達成するために相手をおとしいれるはかりごと。(出典:デジタル大辞泉)

トリックの意味②「巧みな技。妙技。」

「トリック」の二つ目の意味は「巧みな技。妙技。」です。

マジシャンのトリックのように、仕掛けがわからないような高度な技術のことをいいます。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・しかし、そのトリックがどう演じられたのか説明できないのであった。
(出典:ウェルズ/新庄哲夫訳『タイム・マシン』)

・自分が考えたわけでもないトリックを褒められても、返事の仕様がない。
(出典:月村奎『レジーデージー』)

・これらのトリックカードは、実は専門家にはあまり使われることがない。
(出典:泡坂妻夫『11枚のトランプ』)

・あの時は調子が悪いからトリックを使ったけれど、本当に曲がるんだ、と。
(出典:山本弘『神は沈黙せず』)

類語

手品(てじな)
意味:人の目を別にそらして人をあざむくための手段や方法。(出典:デジタル大辞泉)

幻術(げんじゅつ)
意味:手品。(出典:デジタル大辞泉)

魔術(まじゅつ)
意味:手品。(出典:デジタル大辞泉)

イリュージョン
意味:錯覚。(出典:デジタル大辞泉)

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