デリバリー
「デリバリーを頼んだ。」などのように使う「デリバリー」という言葉。
英語では「delivery」と表記します。
「デリバリー」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「デリバリー」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
デリバリーの意味
「デリバリー」には次の二つの意味があります。
1 荷などの引き渡し。受け渡し。
2 弁当や料理・食材などを出前・配達する業者、またその食品。(出典:デジタル大辞泉)
それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。
デリバリーの意味①「荷などの引き渡し。受け渡し。」
「デリバリー」の一つ目の意味は「荷などの引き渡し。受け渡し。」です。
「物をある場所からある場所に届けること、引き渡すこと」を意味します。
転じて、そのような仕事をする会社自体を「デリバリー」と呼ぶこともあります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・若者二人はそのまま店の前のデリバリー用のバイクに飛び乗るが、店長は店の裏側に回った。
(出典:恩田陸『ドミノ』)
・荷物のデリバリーが何日たっても届かない。
・あのデリバリー会社は、黒い猫の模様がトレードマークだ。
類語
・配達(はいたつ)
意味:郵便物や商品などを指定された宛先へ届けること。(出典:デジタル大辞泉)
・配送(はいそう)
意味:配達して届けること。また、配達と発送。(出典:デジタル大辞泉)
・郵送(ゆうそう)
意味:郵便で送ること。(出典:デジタル大辞泉)
デリバリーの意味②「弁当や料理・食材などを出前・配達する業者、またその食品。」
「デリバリー」の二つ目の意味は「弁当や料理・食材などを出前・配達する業者、またその食品。」です。
ここでの「デリバリー」の意味は、飲食物をある場所に届けてくれることをいいます。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・大学生のとき、デリバリーのピザ屋でバイトをしていた。
(出典:喜多嶋隆『島からのエア・メール』)
・店を出て僕の愛車ポルシェ911に乗り込むと、僕らの前を一台のお好み焼き屋のデリバリーの三輪バイクが通り過ぎて行った。
(出典:尾崎豊『普通の愛』)
・デリバリーの冷えかかったピザを分け合って、コーラで流し込んでいると、こう思う。
(出典:山崎マキコ『ためらいもイエス』)
・それらの車体には『ヤマギシパン』『ほかほか亭』などの食品デリバリー業者名が刻まれている。
(出典:松岡圭祐『千里眼の教室』)
類語
・宅配(たくはい)
意味:新聞、牛乳、荷物などを各戸別に配達すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・出前(でまえ)
意味:注文を受けて料理を届けること。また、その料理や、それを届ける人。(出典:デジタル大辞泉)
・仕出し(しだし)
意味:注文に応じて料理を作って配達すること。出前。(出典:デジタル大辞泉)