デオドラント
「運動後にデオドラントスプレーを使う」などのように使う「デオドラント」という言葉。
「デオドラント」は、英語で「deodorant」と書きます。
「デオドラント」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「デオドラント」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
デオドラントの意味
「デオドラント」には次の意味があります。
・微生物が原因となる人体の悪臭を防止するために特殊化粧品に配合される成分。微生物抑制には殺菌剤が用いられ、制臭剤には香料や香水などが配合される。(出典:精選版 日本国語大辞典)
英語やラテン語における否定・脱却の意味をもつ接頭詞である「de-」と匂い成分を意味する「odorant」が組み合わさった言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・どうやらこのインテリゲンチャ、デオドラントに気を使っているらしい。
(出典:米澤穂信『古典部シリーズ1 氷菓』)
・常にデオドラント状態の古泉でさえ、額の汗を拭っているくらいだから程度が知れるだろう。
(出典:谷川流『10 涼宮ハルヒの驚愕(前)』)
・コロンって、その人のもともと持ってる匂いと混ざってなんぼの世界でしょ、デオドラントと違うもんね。
(出典:内田春菊『私の部屋に水がある理由』)
・だからこのごろは、スキンケアやデオドラントや体内の浄化というふうに、環境意識は皮膚や内臓にまで及ぶようになっていて、それがまたモードとして流通するわけである。
(出典:鷲田清一『てつがくを着て、まちを歩こう ―ファッション考現学』)
・その対策として、デオドラントスプレー等、多くの加齢臭ケア商品が出回っている。
(出典:歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』)
類語
・消臭(しょうしゅう)
意味:悪い臭いを消すこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・防臭剤(ぼうしゅうざい)
意味:悪臭や異臭を減じ、または消すのに用いる薬剤。(出典:デジタル大辞泉)
・化粧品(けしょうひん)
意味:皮膚、毛髪などの化粧や手入れに用いる品。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・コスメチック(cosmetic)
意味:口紅、整髪料などの化粧品一般をいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・メーキャップ(make-up)
意味:化粧、扮装の意。一般的な女性の化粧(基礎化粧に対する仕上げ化粧)のほか、俳優の舞台化粧にも使われる用語。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))