チャンプルー
「ゴーヤチャンプルーを食べる」などのように使う「チャンプルー」という言葉。
「チャンプルー」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「チャンプルー」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
チャンプルーの意味
「チャンプルー」には次の意味があります。
・沖縄県の家庭料理。崩した豆腐と野菜や卵などを炒め合わせ、塩、醤油などで味付けする油炒め料理。（出典：デジタル大辞泉プラス）
もやしを入れたマーミナチャンプルーが代表的で、使用する食材によって、ゴーヤーチャンプルー（にがうり）、ソーミンチャンプルー（素麺）、チキナーチャンプルー（からし菜漬）などがあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・もやしといためたものをマーミナ・チャンプルというそうだ。
（出典：宗田理『ぼくらの秘島探検隊』）
・大食漢は嬉しそうな顔をして、 「いや行きましょう、行きましょう、しかし丈夫ですねえ」 といわれながら、その店で何とかチャンプル、何とか焼きソバとかいろいろ食べた。
（出典：赤瀬川原平『老人力 全一冊』）
・「泡盛三百五十円」と朱書してある、その左にミミガー、スヌイ、チャンプル、クーブイリチ、と沖縄のつまみが並んで、そのあとは生姜しようが、油揚、冷奴ひややつこ、胡瓜きゆうり、梅干とつづいている。
（出典：南條竹則『酒仙』）
・しかし、どのチャンプルーの場合でも、大ていトーフはいっしょである。
（出典：山之口貘『チャンプルー』）
・早苗は、彼の大きな口の中に、チャンプルーと飯を交互に入れた。
（出典：貴志祐介『天使の囀り』）
類語
・ごちゃ混ぜ（ごちゃまぜ）
意味：いろいろな物が無秩序に入りまじっていること。また、そのさま。（出典：デジタル大辞泉）
・炒め物（いためもの）
意味：油でいためた料理。（出典：デジタル大辞泉）
・郷土料理（きょうどりょうり）
意味：ある地方に特有の、伝承的な料理。その土地の材料を使い、多くは野趣に富んだ料理をいう。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・回鍋肉（ホイコーロー）
意味：中国の四川料理の一。豚バラ肉とキャベツ、長ネギなどを炒いため合わせ、豆板醤と甜麺醤とで味を付けたもの。（出典：デジタル大辞泉）
