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遺産とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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遺産

「遺産相続」などのように使う「遺産」という言葉。

「遺産」は、音読みで「いさん」と読みます。

「遺産」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「遺産」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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遺産の意味

「遺産」には次の二つの意味があります。

1死後に残した財産。
2前代の人が残した業績。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

遺産の意味①「死後に残した財産。」

「遺産」の一つ目の意味は「死後に残した財産。」です。

金銭や物品だけでなく、所有権や債権、消極財産である債務なども「遺産」になります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・彼は自分の知らないうちに妻が遺産を手に入れたと思っているようでした。
(出典:シムノン/長島良三訳『メグレと首なし死体』)

・親が死ねば遺産として自分の手に入るんだと、ぼんやり考えてるだけだ。
(出典:清水義範『家族の時代』)

・そんな冗談が出る所から見ると、遺産は相当大きな額にのぼるのだろう。
(出典:半村良『わがふるさとは黄泉の国』)

・実を言うとすでに何年も前から弁護士に遺産の分配について頼んであった。
(出典:乙一『ZOO』)

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類語

遺留いりゅう
意味:死後に遺しとどめること。また、死後に遺りとどまること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

遺品いひん
意味:死後に残した品物。形見の品。(出典:デジタル大辞泉)

遺言ゆいごん
意味:死後のために生前に言いのこすことば。いげん。いごん。ゆいげん。(出典:精選版 日本国語大辞典)

子孫しそん
意味:祖先から代々血筋や家系を引く人々。末流。(出典:精選版 日本国語大辞典)

遺産の意味②「前代の人が残した業績。」

「遺産」の二つ目の意味は「前代の人が残した業績。」です。

主に、後世まで多くの人に評価されるような業績をいいます。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・古代王国時代に栄えた偉大な魔法文明の遺産も、残されているのである。
(出典:水野良『剣の国の魔法戦士』)

・勝つためには金に糸目をつけずトレードする巨人の大方針の遺産である。
(出典:牧野茂『巨人軍かく勝てり V9達成の秘密』)

・私たちはこの流域だけで、すべての考古学的遺産に接することができる。
(出典:宮崎康平『まぼろしの邪馬台国』)

・おれは今暁飛行機で香港にくると陳独秀の革命的遺産をうけついだのだ!
(出典:吉行エイスケ『地図に出てくる男女』)

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類語

相続財産そうぞくざいさん
意味:相続人が相続によって承継した財産。(出典:精選版 日本国語大辞典)

継承けいしょう
意味:ひきつづいて、うけつぐこと。先代や先任者などの地位や身分、財産、権利、義務などを、うけつぐこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

家督かとく
意味:相続すべきその家の財産・事業などの総体。(出典:デジタル大辞泉)

跡目あとめ
意味:先代の地位を継ぐこと。また、その地位。(出典:デジタル大辞泉)

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