ソムリエ
「ソムリエの資格を取得する」などのように使う「ソムリエ」という言葉。
英語では「sommelier」と表記します。
「ソムリエ」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「ソムリエ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
ソムリエの意味
「ソムリエ」には次の意味があります。
・レストランのワイン係のこと。客の好みや料理に応じて葡萄酒を選び客に供する専門職。（出典：精選版 日本国語大辞典）
「ソムリエ」とはつまり、「レストランで、客の相談にのってワインを選びサービスをする専門家」という意味です。近年ではワインだけでなくタオルソムリエや温泉ソムリエなど、ある分野の品質の判定能力や知識などを持つ資格の名前としても使われています。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・もうひとり息子がいますけれど彼はソムリエをしています。
（出典：林真理子『ロストワールド』）
・高級ワインを売ってはいるけど、ソムリエの資格を持っている人間がいるわけじゃない。
（出典：楡周平『フェイク』）
・いくつかの値踏みと懐具合を考えた末に、男はソムリエを呼びつける。
（出典：林真理子『不機嫌な果実』）
・そこには今日出されるシャンパンとワインのリストがあり、著名なソムリエの名が記されていた。
（出典：林真理子『野ばら』）
・若いウエイターはソムリエのように黒いエプロンで細い腰を締めあげている。
（出典：石田衣良『池袋ウエストゲートパーク 第4巻 電子の星』）
類語
・コンセイエ
意味：ワインについて、適確なアドバイスを行う販売員。（出典：デジタル大辞泉）
・きき酒師（ききさけし）
意味：日本酒についての幅広い知識を駆使して料理にふさわしい酒をアドバイスできる資格を持っている人。ワインのソムリエに当たる。（出典：百科事典マイペディア）
・コンシェルジュ
意味：ホテルで、宿泊者の求めに応じて、町の案内や交通機関・劇場の切符の手配などをする係。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・プロフェッショナル
意味：あるものごとを生計の手段として行なう人。専門家。本職。プロ。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・エキスパート
意味：ある分野でじゅうぶん経験を積み、高度の知識、技術、技能を持った人。熟練者。（出典：精選版 日本国語大辞典）
