ゼネコン
「大手ゼネコン」などのように使う「ゼネコン」という言葉。
「ゼネコン」は、「ゼネラルコントラクター」の略語です。
「ゼネコン」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ゼネコン」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ゼネコンの意味
「ゼネコン」には次の意味があります。
・土木・建築工事の一切を請け負う、大手の総合建設業者。(出典:デジタル大辞泉)
直訳すれば「総合建設業者」です。
本来は、それぞれに独立した機能である「設計」「施工」「研究」を、総合的に行う建設業者を意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・日本のゼネコンに建築できるかどうか聞いたとしたら、答えはおそらく、可能。
(出典:飛鳥部勝則『バベル消滅』)
・川上さんの紹介で、ゼネコンとか商社に融資したことはあったようですが。
(出典:高杉良『呪縛 金融腐蝕列島II(上)』)
・ゼネコンの下請けで鉄骨を主にやってて、今は古いビルを再生させる事業を展開してる。
(出典:平安寿子『くうねるところすむところ』)
・いまゼネコンの世界で、ひでえことになってるのは、下請けいじめだ。
(出典:高杉良『金融腐蝕列島(上)』)
・イブの夫は大手ゼネコン会社で営業担当をしている。
(出典:篠田節子『死神』)
類語
・建設業(けんせつぎょう)
意味:土木・建設に関する工事をする営業。(出典:デジタル大辞泉)
・スーパーゼネコン
意味:ゼネコンの中でも特に売上高の大きい建設会社。(出典:デジタル大辞泉)
・ゼネラルコントラクター
意味:一般に、建築工事一式を請け負う建築総合工事業者と、土木工事一式を請け負う土木総合工事業者の総称。(出典:デジタル大辞泉)
・大手(おおて)
意味:同種の企業の中で、特に規模の大きい会社。(出典:デジタル大辞泉)
・総合商社(そうごうしょうしゃ)
意味:各種の商品を多角的に取扱っている大規模卸売業者。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)