スピリット
「この作品には、スピリットを感じる」などのように使う「スピリット」という言葉。
英語では「spirit」と表記します。
「スピリット」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「スピリット」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
スピリットの意味
「スピリット」には次の意味があります。
・精神。霊。生気。(出典:デジタル大辞泉)
「スピリット」をわかりやすく言うと「目には見えないが、存在を感じる尊い何か」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この像を支えている木部に、スピリットがあると言われていた。
(出典:三浦綾子『海嶺(中)』)
・いや、それがジャパニーズ・スピリットだということを承知していたらしいのです。
(出典:李御寧『「縮み」志向の日本人』)
・自分はどうあっても女の霊れいというか魂たましいというか、いわゆるスピリットを攫つかまなければ満足ができない。
(出典:夏目漱石『行人』)
・きみがもしなんかのスピリットだったとしたら、まあ、悪霊だな。
(出典:ディケンズ/北川悌二訳『骨董屋(上)』)
・フロンティア・スピリットを売り物にするのはいいけど、これはやり過ぎだと思うね。
(出典:アーサー・C・クラーク『宇宙の旅〈オデッセイ〉シリーズ(全4巻) 4 3001年終局への旅』)
類語
・精神 (せいしん)
意味:人間のこころ。(出典:デジタル大辞泉)
・核心 (かくしん)
意味:物事の中心、本質をなしている大切な部分。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・エネルギー
意味:物事をなしとげる気力・活力。(出典:デジタル大辞)
・原風景 (げんふうけい)
意味:原体験におけるイメージで、風景のかたちをとっているもの。(出典:デジタル大辞泉)
・真髄 (しんずい)
意味:その道の奥義。物事の本質。(出典:精選版 日本国語大辞典)