シンポジウム
「シンポジウムに参加する」などのように使う「シンポジウム」という言葉。
英語では「symposium」と表記します。
「シンポジウム」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「シンポジウム」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
シンポジウムの意味
「シンポジウム」には次の意味があります。
・集団討議の形式の一つ。一般に,一つの問題をテーマに,異なる意見をもつ数人の報告者が意見を発表し,参加者全員によって討論を行う。今日では聴衆の前で行われることも多く,その場合にはこののち,聴衆との質疑応答・討論を行う。(出典:百科事典マイペディア)
「シンポジウム」をわかりやすく言えば「公開討論会」という意味です。
聴衆と質疑応答などをするシンポジウムも多いです。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・シンポジウムのときにも触れられていたがそれは次のようなことだった。
(出典:山下洋輔『ドバラダ門』)
・そのシンポジウムが閉会し、次の日には発つ予定だった夜のことである。
(出典:森博嗣『四季 2 夏』)
・午前の部はすぐに終わり、一時間の休憩の後にシンポジウムが始まった。
(出典:篠田節子『ハルモニア』)
・論文は発表されているけど、公演・シンポジウムにはいっさい出席しない。
(出典:小野不由美『悪夢の棲む家 (下) 挿絵あり』)
・空港ロビーで、シンポジウムの企画者から初めてその人を紹介された。
(出典:日野啓三『聖岩 Holy Rock』)
類語
・座談会(ざだんかい)
意味:人々がある問題を中心にして、形式ばらない状態で話し合う会合。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・パネルディスカッション
意味:討議法の一つ。ある問題について五、六人の対立意見代表者が聴衆の前で議論をかわし、のち聴衆全体に討論への参加を求める方法。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ディベート
意味:論争。討議。特に、あるテーマについて、二つのグループに分かれて行なわれる討論会。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・フォーラム
意味:古代ローマの公共広場または公事を論じる場所を表すことばだが、そこから転じて、討議法(フォーラム・ディスカッション)、公開討論会などをさす。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
・茶話会(さわかい)
意味:茶菓だけで気軽に話し合う集まり。ちゃわかい。(出典:デジタル大辞泉)