シンパシー
「シンパシーを抱く」などのように使う「シンパシー」という言葉。
「シンパシー」は、英語で「sympathy」と表記します。
「シンパシー」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「シンパシー」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
シンパシーの意味
「シンパシー」には次の意味があります。
・同情。同感。共鳴。 (出典:デジタル大辞泉)
他の人と同じように感じたり、そのものの気持ちがよく分かる時に使う言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ただ人形を描くときだけ、モデルに強いシンパシーを感じることができた。
(出典:今邑彩『赤いベベ着せよ…』)
・しかし、同じ居候という境遇からか、君と山内さんはシンパシーを感じ合っていたようだったね。
(出典:有栖川有栖『朱色の研究』)
・大学を占拠していた学生にはマルクス主義にシンパシーを抱く者が多かったかもしれない。
(出典:内田隆三『社会学を学ぶ』)
・攻撃陣から守備的なサッカーに対する不満が出るようになってからというもの、彼らと西野の間にはある種のシンパシーが漂うようになっていた。
(出典:金子達仁『28年目のハーフタイム』)
・私と隆の間にしか湧かないシンパシーってあると思う。 私はそれを感じてる。
(出典:雫井脩介『クローズド・ノート』)
類語
・同情(どうじょう)
意味:他人の身の上になって、その感情をともにすること。(出典:デジタル大辞泉)
・同感(どうかん)
意味:同じように考えること。同じように感ずること。 (出典:大辞林 第三版)
・共鳴(きょうめい)
意味:他者の行動や思想などに深く同感すること。(出典:大辞林 第三版)
・思いやり(おもいやり)
意味:その人の身になって考えること。察して気遣うこと。同情。(出典:大辞林 第三版)
・理解(りかい)
意味:他人の気持ちや立場を察すること。(出典:デジタル大辞泉)