シャンパン
「シャンパンを注ぐ」などのように使う「シャンパン」という言葉。
フランス語では「champagne」と表記します。
「シャンパン」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「シャンパン」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
シャンパンの意味
「シャンパン」には次の意味があります。
・フランス、シャンパーニュ原産の発泡性ぶどう酒。白ぶどう酒に古酒・シロップを加えて二度目の発酵をさせ、3年後におりを除いて同質のぶどう酒や糖液を補充し、5年以上熟成させたもの。栓を抜くときポンと音がし、祝宴などに用いられる。（出典：デジタル大辞泉）
つまり、「シャンパン」は「シャンパーニュで作られた、発泡性のワイン」を指します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・テーブルの上に並んだキャビアやシャンパンに手をつけるつもりはない。
（出典：松岡圭祐『千里眼 ファントム・クォーター』）
・シャンパンが一杯ずつ運ばれてくるのを待って、二人はグラスを揚げた。
（出典：森瑤子『香水物語』）
・この質問はまるでシャンパンのコルクを抜くような作用をしたのである。
（出典：セイヤーズ／井上一夫訳『毒』）
・今あなたがシャンパンのご馳走になっていた相手はいったいだれです?
（出典：ドストエフスキー／北垣信行訳『罪と罰(上)』）
・少しだらけていた私たちに、シャンパンとケーキが活力を与えてくれた。
（出典：坂東眞砂子『13のエロチカ』）
類語
・葡萄酒（ぶどうしゅ）
意味：ブドウの実をつぶしたもの、または果汁をアルコール発酵させてつくった醸造酒。（出典：デジタル大辞泉）
・赤葡萄酒（あかぶどうしゅ）
意味：皮の色の濃いブドウを果皮・種子ごとつぶして発酵させてつくった、赤色で酸味と渋みのある葡萄酒。（出典：デジタル大辞泉）
・白葡萄酒（しろぶどうしゅ）
意味：透明な淡黄色の葡萄酒。主に色の淡いブドウの実を用いて果汁を絞り、発酵させてつくる。（出典：デジタル大辞泉）
・ロゼ
意味：淡紅色のワイン。葡萄の果汁の発酵後に皮を取り除いて造ったもの。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・シャンパーニュ
意味：フランス北東部の旧州名または地方名。（出典：精選版 日本国語大辞典）
