コンシェルジュ
「マンションにはコンシェルジュが常駐している」などのように使う「コンシェルジュ」という言葉。
フランス語では「concierge」と表記します。
「コンシェルジュ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「コンシェルジュ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
コンシェルジュの意味
「コンシェルジュ」には次の意味があります。
・ホテルの職域の一つで、宿泊客の様々な相談や要望に応える「よろず承り係」。(出典:知恵蔵)
「コンシェルジュ」をわかりやすく言うと「ホテルやマンションなどで、お客様が滞在中に抱える様々な要望や相談に丁寧に応え、顧客満足度を高めるおもてなし係」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そこに腰かけていると、コンシェルジュが青い封筒を手にもって出てきた。
(出典:ヘミングウェー/高村勝治訳『日はまた昇る』)
・コンシェルジュとペラペラやっていたのを見ると、英語も達者のようだった。
(出典:森瑤子『ドラマティック・ノート』)
・しかし、相手をしているコンシェルジュは、久野原の方を見ようとしていない。
(出典:赤川次郎『怪盗の有給休暇』)
・私の脳裏に「自分のコンシェルジュ」として、携帯を持つ人たちのイメージが浮かんだ。
(出典:松永真理『iモード事件』)
・シヨンの古城へ行ってみたいという三重子の相談に、このホテルのコンシェルジュは、遊覧船を利用することを勧めてくれた。
(出典:平岩弓枝『風祭』)
類語
・コンサルタント
意味:企業経営などについて相談を受け、診断・助言・指導を行うことを職業としている専門家。(出典:デジタル大辞泉)
・添乗員 (てんじょういん)
意味:団体旅行の引率者。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・執事 (しつじ)
意味:事にあたって任務に専念する者をいう。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
・バトラー
意味:召し使い頭(がしら)。(出典:デジタル大辞泉)
・窓口 (まどぐち)
意味:外部との折衝をする役。(出典:デジタル大辞泉)