コラージュ
「フォトコラージュ」などのように使う「コラージュ」という言葉。
フランス語で「collage」と表記します。
「コラージュ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「コラージュ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
コラージュの意味
「コラージュ」には次の意味があります。
・現代絵画の一技法。画面に印刷物、写真の切り抜き、針金など、さまざまなものをはりつけ、一部に加筆などをして構成するもの。(出典:デジタル大辞泉)
「コラージュ」をわかりやすくいうと、「様々なものを貼り付ける技法」という意味になります。
「コラージュ(collage)」は、フランス語で「糊付け」を意味する言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・世界地図が大陸ごとに切り抜かれて、妙な位置にコラージュされている。
(出典:赤瀬川原平『優柔不断術』)
・全体的にはかなりごちゃごちゃしたコラージュ風で、動物園っぽいとも言える。
(出典:雫井脩介『クローズド・ノート』)
・今、現物を前にしても、やはりコラージュしたみたいに見えてならない。
(出典:今野緒雪『マリア様がみてる 17 チャオ ソレッラ!』)
・すると國子の目には草薙がコラージュ写真のように景色から浮いて映った。
(出典:池上永一『シャングリ・ラ 下』)
・課題にコラージュや空想画を与えたわけだが、大部分の学生は初めての経験だったようである。
(出典:横尾忠則『わが坐禅修行記』)
類語
・モンタージュ(montage)
意味:映画で、多数のカットを組み合わせてつなぎ、一つの作品にまとめる手法。映画フィルムの編集。(出典:デジタル大辞泉)
・切り抜き絵(きりぬきえ)
意味:物の形を切り抜いて取るように描いた絵。また、その切り抜いた絵。(出典:デジタル大辞泉)
・切貼り(きりばり)
意味:切り抜いて貼りつけること。(出典:デジタル大辞泉)