ケータリング
「ケータリングサービスを利用する」などのように使う「ケータリング」という言葉。
英語では「catering」と表記します。
「ケータリング」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ケータリング」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
ケータリングの意味
「ケータリング」には次の意味があります。
・食事を供給する業務のこと。特に、宴会などの料理をまかなうこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「ケータリング」とは、もともとは海外でよく使われていたサービスです。料理の配達だけではなく、イベントやパーティーに特化して運営や配膳をお手伝いしてくれるサービスのことを言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・実際にサーブするのはもちろん準備委員の持ち回り仕事だったが、食品の提供は名のあるケータリング会社。
(出典:竹宮ゆゆこ『とらドラ! 第7巻』)
・客のいりは半分くらいで、テーブルのうえにはアルコールのグラスと、どこかのケータリングに頼んだようなオードブルがのせられていた。
(出典:石田衣良『池袋ウエストゲートパーク 第4巻 電子の星』)
・ケータリングを売り物にするフランス料理屋からは管理人経由で問い合わせがきた。
(出典:小林信彦『怪物がめざめる夜』)
・平沢家に使用人は何人かいるのだが、これだけのパーティーとなると、ケータリングとなり、黒服の男たちが何人も派遣されている。
(出典:林真理子『野ばら』)
・「帝国重工のテスト第一段階が無事に終わったってことで乾杯します」 会社の二階にある会議室にケータリングの料理を並べ、いま乾杯の音頭をとっているのは江原であった。
(出典:池井戸潤『下町ロケット』)
類語
・デリバリー
意味:弁当や料理・食材などを出前・配達する業者、またその食品。(出典:デジタル大辞泉)
・出前(でまえ)
意味:調理した料理を、店で食べさせるのではなく注文先に届けること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・配達(はいたつ)
意味:郵便物や商品などを指定された宛先へ届けること。(出典:デジタル大辞泉)
・宅配(たくはい)
意味:新聞・荷物などを、顧客の家々に配達すること。(出典:デジタル大辞泉)
・仕出し(しだし)
意味:注文に応じて料理を作って配達すること。(出典:デジタル大辞泉)