グラデーション
「グラデーションが鮮やかだ」などのように使う「グラデーション」という言葉。
英語では「gradation」と表記します。
「グラデーション」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「グラデーション」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
グラデーションの意味
「グラデーション」には次の意味があります。
・色や濃淡を連続した階調で表現すること、およびその部分。(出典:ASCII.jpデジタル用語辞典)
黒から白に至るまでの調子の段階を表す際にも使用します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・水平線がないと思えるほどのブルーのグラデーションが空まで続いていた。
(出典:池上永一『レキオス』)
・境界がなく音は次の音へとグラデーションで移行する。
(出典:田口ランディ『ハーモニーの幸せ』)
・少しずつ色水の量の違うグラスが、綺麗なグラデーションを作ってならんだ。
(出典:篠崎砂美『お隣の魔法使い2 ~不思議は二人の使い魔~』)
・その青のグラデーションは、明るくなっていく空に似ている。
(出典:夏石鈴子『バイブを買いに』)
・空は濃い群青で、東に向かってゆるやかに赤いグラデーションになってゆく。
(出典:吉本ばなな『キッチン』)
類語
・諧調(かいちょう)
意味:調和のよくとれた音・調子。全体がしっくり溶け合った調子。(出典:デジタル大辞泉)
・色相(しきそう)
意味:色合い、色味のこと。(出典:ASCII.jpデジタル用語辞典)
・色調(しきちょう)
意味:色合いともいう。赤,緑,青などの色の感覚的側面をさす。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
・濃淡(のうたん)
意味:色や味などの濃いことと、うすいこと。(出典:デジタル大辞泉)
・ニュアンス
意味:絵画で、色の明度・彩度・色相の微妙な変化の現われをいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)