ガイダンス
「新入生へのガイダンス」などのように使う「ガイダンス」という言葉。
「ガイダンス」は、英語で「guidance」と書きます。
「ガイダンス」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ガイダンス」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ガイダンスの意味
「ガイダンス」には次の意味があります。
・不慣れで事情のわからない者に対して、初歩的な説明をすること。案内。手引き。また、そのための催し。(出典:デジタル大辞泉)
一般的には案内の意味になりますが、特に児童・生徒・学生が、自分の適性を知り、進路を決定できるように指導することを指すことがあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・中等部から進学したばかりで、授業の他にもガイダンスだとかいろいろある日みたいだった。
(出典:川島誠『ロッカーズ』)
・ガイダンスの帰り、教室まで椅子を運び歩くのは、徒労にしか感じなかった。
(出典:若合春侑『無花果日誌』)
・それが神からのガイダンスの始まりだった。
(出典:井形慶子『ときどきイギリス暮らし』)
・事実上のガイダンス、といっても、やはり課題は出ている。
(出典:佐島勤『魔法科高校の劣等生 1 入学編 <上>』)
・次のガイダンスまで十分ほどの休憩が言い渡され、担任が教室を離れたのと同時。
(出典:竹宮ゆゆこ『わたしたちの田村くん 第1巻』)
類語
・オリエンテーション(orientation)
意味:学校、会社などに新たにはいって来た人たちに対する説明、講習。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・手引き(てびき)
意味:情報を提供するなどして手助けすること。また、それをする人。(出典:デジタル大辞泉)
・指南(しなん)
意味:武術・芸能などを教え示すこと。指導すること。また、その人。(出典:デジタル大辞泉)
・鞭撻(べんたつ)
意味:努力をおこたるなと強くはげますこと。叱咤激励すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・教導(きょうどう)
意味:学問的な理念や宗教思想などに基づいて、教えみちびくこと。(出典:デジタル大辞泉)