カフェ
「カフェで一息つく」などのように使う「カフェ」という言葉。
フランス語では「café」と表記します。
「カフェ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「カフェ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
カフェの意味
「カフェ」には次の二つの意味があります。
1 コーヒー。
2 コーヒーを中心にした喫茶店。(出典:精選版 日本国語大辞典)
それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。
カフェの意味①「コーヒー。」
「カフェ」の一つ目の意味は「コーヒー。」です。
「カフェ」は、もともとフランス語で「コーヒー」を意味する言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・二人もやっぱり、先の藤組の生徒を真似してカフェラテにしたんだって。
(出典:今野緒雪『マリア様がみてる 17 チャオ ソレッラ!』)
・一日に二回も飲んでは体に悪いと思い、カフェオレにしておいた。
(出典:萱野葵『ダンボールハウスガール』)
・僕はカフェショコラを注文した。
類語
・珈琲(コーヒー)
意味:芳香、苦味の強い焦げ茶色の飲料。カフェインを含むため覚醒作用のある嗜好品。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・紅茶(こうちゃ)
意味:茶の若葉を摘み取り、発酵させて作った茶。葉の色は黒く、煎じた液体は紅褐色。一七世紀に中国からヨーロッパに伝えられ、世界各地で愛飲されるようになった。主にインド、中国、スリランカ(セイロン)で産する。香茶。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・抹茶(まっちゃ)
意味:上等の製茶を臼でひいて粉末にしたもの。主として、茶の湯に用いる。ひき茶。散茶。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・飲物(のみもの)
意味:飲むための液体。水、酒、茶など。飲料。(出典:精選版 日本国語大辞典)
カフェの意味②「コーヒーを中心にした喫茶店。」
「カフェ」の二つ目の意味は「コーヒーを中心にした喫茶店。」です。
「コーヒー」という意味が転じて、「コーヒーを提供するお店」という意味になりました。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ところでパリのカフェで、私は一緒に出かけた人とこんな会話をした。
(出典:林真理子『美女入門 PART3』)
・取り巻きたちとオールナイトカフェとやらに行ったんじゃなかったのか?
(出典:五十嵐雄策『乃木坂春香の秘密(全16巻) 乃木坂春香の秘密 6』)
・カフェの中の二人のボーイは老人がいくらか酔っているのを知っていた。
(出典:ヘミングウェー/高村勝治訳『勝者には何もやるな/ヘミングウェー短編集3』)
・ホテルのカフェの二つ隣の席の女がイーブたちを見るともなしに見ていた。
(出典:中上健次『讃歌』)
類語
・喫茶店(きっさてん)
意味:茶菓、軽い食事などを供する飲食店。きっちゃてん。さてん。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・茶房(さぼう)
意味:紅茶、コーヒーなどを飲ませる店。喫茶店。また、しゃれて喫茶店の名に付けていう語。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・茶亭(さてい)
意味:茶、菓子などを接待する店。水茶屋。掛茶屋。ちゃみせ。さてい。また、茶室のことにもいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・茶店(さてん)
意味:道ばたに設けて通行人を休ませ、茶菓・料理などを接待する店。茶屋。茶亭(さてい)。ちゃみせ。(出典:精選版 日本国語大辞典)